⑲本日は月末につき
本日は月末につき大変イソガシュウございました。
2月のネタに期待できる様でしたらあらためてお立ち寄りください。
よろしくお願いいたします。
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設計の仕事は「紙とエンピツ」があれば大体のところ出来上がるものなのです(ある程度の専門知識があることが前提ですが)。実際に、私が事務所を開いた時も半ばこの言葉で妻をだましたのです(笑+とにかく貧乏でした)。
ところが、「家づくり」となるとそうもいかないのが現実で、マスターベーション的設計では押し付けの器でしかなく、それならいっそのこと住宅メーカーさんにお願いした方がよいのでは?と私すら思ってしまうのです。
「フレキ」は、設計士が商品を持たないことの強みとして、フレキシブルな発想や知識のを指し、絶えず出し入れ可能な状態のことであり続ける事。
「コラボ」は施主をも巻き込んだ関係者のコラボレーションが必要不可欠であると・・・。
「家づくり」はカカワルコトから始まるのです。
メンドクサイカモシレマセンが・・・そういうものです。
さてさて、今度は時間で敷地を広げようと???かっこよく言うと4次元の世界で考えることで、わかり易くすると時間差攻撃みたいなものを想像ください。
一般の2階建住宅のつくりは、1階にLDKと水廻りがあり2階は個室という具合になっています。たぶん9割以上の住宅はそうなっていると思います。それでは、上下階を逆のスタイル、つまり1階に個室を2階にLDKを配置するだけでよいのです。時間なのに上下階???ますます複雑な気がしますが・・・答えは簡単なことなのです。
LDKは主に動の時間にあたり、個室は静の時間にあたるのです。時間における生活行動パターンをホボ同じと考えた場合、人の居場所が1階と2階で入れ違いになり、食事時に隣の晩ごはんがバレタリすることは少なくなること間違いありません。
タテの移動が時間差を生み、視覚や聴覚、臭覚を含めて、お隣との距離感がチョットだけ長くなった気がしませんか?お隣さんと互いに「時間帯別プチ借景」しながら少しだけゆとりの敷地にしたいですね。
先ずはマドについて・・・日本の建築において、マドの基本は昔から縦(上下階の窓の位置)横(窓の上端)が通る(並ぶ)ことがプロポーションの美しい建物と考えられています。もちろん例外もあり、流し前やお風呂では少し低くする場合やスタイルの欧米化により少しづつ変化しつつあります。それでも、なごりなのか同じように配置されます。
住宅の設計において、間取りや外観も大切な要素ですが案外忘れられていることがマドの配置なのです。特に「私が設計しました」と言い切る施主は大抵見落としがちで、こんなもんだ~で終わってしまうのです。施工サイドも、施主のいいなり的発想の方が早くて後のトラブルから逃げることになります。出来上がって後悔するのは施主だけなのです。
住宅地において建物はホボ並行に建てられていることが多いのです。必然と向かい合うマドが増え、方位性により部屋の用途は違えどお隣の様子はわかるのです。仕方なくどちらかの家が目隠しをしたり、開かずのマド、カーテン引きっぱなし状態となるのです。いっその事マドが無い方が断熱・防音効果が高く良いかもしれません。
そこで・・・敷地を広げる方法(マド)を試みます。
1.平面的な設置場所をお隣からズラス。2.高さ的な設置場所をお隣からズラス。3.透明と型板ガラスを使い分ける。この3つを考えれば良いのです。
覗いた・見えた等という下品なトラブルからも回避でき、視線が合わない効果も期待できますが・・・何よりお隣の外壁を楽しんだり、青空を眺めたり、風を感じたり、光を感じたり・・・そう、ちょっとした「プチ借景」少しだけ敷地が広がった気がしませんか?
マドひとつのセンスで業者選択「どっちがいいの?」っことになりませんか?