lab-じゅ・lab-や

「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

震災から何を学んだのか

2012-02-29 14:54:43 | コラム

Cimg1926 地域の防災について、頻繁に耳にするようになった。

そう、東日本大震災を目の当たりにしてやっと重い腰を上げたのかもしれない。

私が、設計事務所をするようになっても『阪神』『芸予』『東日本』と3度の震災を経験した訳だから当然と言えば当然なのだが・・・

感覚として述べるが・・・

『阪神』以後、木造住宅のスジカイ計算と耐火性能について厳格化された

『芸予』では、地盤の強化が盛んに述べられることになった

『東日本』の今回は、津波と電気エネルギーについて考えさせられることになった

一般住宅は、耐震強度的には随分と進化したツクリとなったわけだが、このところ考えられているのは津波の影響なのである

TV等で各専門家やコメンテーターたちが盛んに家の強度について解説しているが・・・

前の2震災でピロティ式の家がことごとく弱かったことを唱えたハズが、今回は、ピロティ式が有効という

それぞれ、違った条件化での被害報告がなされている訳だが素人目には正反対のことを言っているように映る

正しくは

『津波が来たら(着てからでは遅いのですが)とにかく高台へ逃げなさい』

のハズである

さて、私の住む地域にも災害避難場所として指定された場所があるのだが、個人レベルで何をどのくらい知っているのだろうか?

考えてみることにする


県庁を見学する

2012-02-28 08:52:40 | 雑談

Cimg1924ある協議会のメンバーとして県庁を訪れる

昭和4年に竣工した愛媛県庁本館は、全国でも3本の指に入る古い庁舎になるらしい

当時、重厚な洋館として木子七郎(きごしちろう)氏によって設計された

くりーむしちゅうの上田さんに似ている設計士さんです


人間×nabe

2012-02-22 08:03:59 | 家づくり

五感を磨く→家族のこと、四季のこと、時間のことをほど良い距離感で感じよう

調和する→敷地は個人財産でありながら地域の一部であるという事を認識しよう

自分よがりな建築からの脱却→コミュニティーを図り住まいやすい環境づくりが大切です

~たとえば~

個の時代に、家族間でさえも「感じる」という事は少なくなりつつあります。

気配という感じ方よりも大切なのは相手を思いやる気持ちなのです。

地域においても全く同じことで、地域の中の自分を感じる必要があるのです。

「家づくり」は鏡に映した自分の姿にそっくりそのままのカタチになるのです。


自然×nabe

2012-02-21 05:53:29 | 家づくり

造成された事で失った自然を取り戻す→先ずは機械(技術)に頼らない方法でエコを考える

雨水タンクの設置→雨水を土に返すシカケとして有効である

緑のある暮らし→雑木林をイメージするガーデニング(草も立派な緑である)

5BOXという考え方→サイコロ上の緑地(5面体にグリーンを植える考え方)

水たまりのできる庭→ゆっくりと透水する舗装

体感温度を下げる→植栽計画と建物と建物の間に風を通す

自然に触れる→簡単に外に出られるシカケ(デッキ、インナーテラス)

~たとえば~

便利なモノに囲まれて生活してると自然の恩恵を忘れてしまいます

冷房の温度を1度上げると・・・とか、こまめに照明のスイッチを切ると・・・とかいって、電気代を節約しようとする事も大事なんでしょうけども・・・。

先ずは、窓を開け放ち光と風を家の中に導く事が最大のエコなのです。