昨日は、Ｏ様邸の上棟でした。
この上棟の日は、私にとっても特別？な日でして（汗；）
現場に張り付いて『一日中みてるだけ』の日になります（笑）
今回もそうですが、上棟には大工さんの仕事仲間が４．５人は助っ人に入ります。
どの現場も、多分同じです。
これが、曲者でして・・・多分、設計図を見てるのは棟梁くらいで、後は、いつもの感覚でことが進みます。
で、大なり小なり意思の疎通を欠く場合があります。
で、下から走っていって手直しを指示するのですが・・・決まって、
一瞬、冷たい空気が現場にただよいます。
こちらも、おう～上等だ現場から出て行け－！（ジョウトウダケニ）って言いたくなりますが・・・施主の手前ガマン我慢（汗；）
さてさて、現場で日焼けしてるうちに棟が上がり、めでたし♪めでたし♪
何もなければ『見てるだけ』ですが、見てないのと見てるとでは、完成までのストーリーが違ってくるのかな？等と勝手に思っている。
今日は、お隣の高知県まで建築確認を提出しにいってまいりました
いつものエリアと違っているので勝手が違う・・・
っというか『ご当地ルール』（良い意味で厳格）があったりで慣れるまでは大変（汗；）
それでも、遠くから来てるからと親切丁寧な受け答えをしてくれるし、少々のことは目をつぶってくれそう（願）
いずれにしても有難いことです
隣の県ながら、もっと荒々しい雰囲気かと思いきや、こちらが拍子抜けしてしまう（笑）
太平洋に向かってるからおおらかなのか？龍馬の様に心が広いのか？観光地として他県にやさしいのか？
なんか、気持ちよく帰してくれる役所は久々である（笑）
家を建てるとなると・・・
大抵の人は、少しでも安くていい品が欲しかったり、他人よりお得感のある物を欲しがったりするものです（笑）
造り手として、施主のお手伝いをする立場でですが・・・
施主の想いを全てをかなえようとすると、大抵の場合はいろんな意味で「オバケのような家」になります（笑）
そんな時・・・
施主自らがモンスタークライアントになるかもしれないし
業者は悪徳業者に変貌するかもしれません（汗；）
あなたの「家づくり」は、どの価値観を大事にしますか？って冷静に問いかけてみて下さい
♪あの家いいね♪の言葉が聞こえてくるのは、生き方がカタチに表れるのだと思います。
うだるような暑さの中・・・
現場によって、開口一番『ココ間違ってますよ～』などと基礎屋さんに声を掛けると
直ぐに『あってますよ～』って自信の一言
直ぐに、私の勘違いだと気付く（汗；）
直ぐに返事がかえせるくらい理解しながら作業していると感じさせられる
暑い中、ご苦労様です。
その土地に立つとその土地の歴史がわかる
正確に言えば、近隣の世話好きな人々に教えられる（笑）のである
土地にまつわるさまざまな笑窪はなしに始まって、近隣住民性格個人情報などなど・・・
笑えるものから怪談情報まで色々である
いい人に住んでもらいたいといいながら、住みたくなくなる情報ばかり耳に入るのも不思議な現象です
だいぶ前のことである
この土地は、お年寄りが火事で亡くなったのよ～、お年寄りが庭で倒れたけど塀が高すぎで誰にも気付かれず・・・なんて話になって
最後に、買う人が知っていればいいんだけれど・・・みたいな決め台詞！
そうなると、マイナスな面しか見えない「こんな所」でしかないのである
さてさて、ここでもう一度フラットな状態で考えるとする（少し極端か？）
お年寄りが死を向かえようとしているとき、終の棲家（住まい）で過ごしていたという事実は
実は昔の風景では当たり前のことで、すごく喜ばしいことなのである
状況や理由が何であろうと、絶対にうれしかったと想像するのです
逆に喜ぼう！逝く日まで過ごせた長寿の土地を引継ぐことはうれしいことなのです
という考え方もあっていいと思う
