lab-じゅ・lab-や

「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

名前を捨てる

2009-04-30 21:34:05 | 家づくり

名前を捨てる

ココはひとつ捨ててもらいます♪名前を・・・いやいや(汗;)部屋名を・・・

ヤヤコシイので説明します(ペコ)

大体の感覚ですが、打ち合わせの最中に設計者が図面に描いたり説明したりする場合、あらかじめ部屋名なんかが決まっていると共通理解として話が通じるものです。これが曲者で、台所で打ち合わせたお家ではず~っと台所で、キッチンとは言いません。茶の間と言ったり、大壁和室と言ったり、タタミコーナーと言ったり、小上がりと言ったり、図面上は同じ場所だったりするのですが設計者によって使い方が違います。・・・が、それでも、お施主さんは右へ倣えの習慣から抜け出せず、そのような部屋名になるのです(汗;)

それはそれで、いいんでしょうけど・・・

部屋名からくる生活の目的意識は意外に縮まるものでして、当たり前の枠からは出ることが難しくなるものです。

えーと♪なんだったけ~(笑)

そうそう!「固定観念を捨てる」と「ローコスト」になるかも~♪的なお話でした。

じゃあ!どうするの!!なのですが・・・どうします?


部屋を捨てれば

2009-04-28 17:44:59 | 家づくり

部屋を捨てれば

「・・・捨ててもらいます!」って言うところが、非道な感じでした(汗;)

つづきです(笑)

聞き取り調査で・・・玄関はどんな感じで?とかキッチンのイメージは?なんて聞き方をすると、ほぼ間違いなく何処其処のショールームみたいになります。

それも、お客さんの方も勉強していらしてるので・・・値段をワキマエテイルというか、自分の予算枠に収まりそうな答えを知っていらっしゃいます(笑)

こうなると、誰が設計をしたところで大体同じになりますね(汗;)

で、捨てるのは・・・「部屋」なのです♪

???うわ~!「ひと部屋あきらめて下さい♪」なんてニコニコしながら・・・だんだん、腹が立ってきますね(汗;)

それでも、ココはひとつ捨ててもらいます♪

さてさて・・・


固定観念をすてる

2009-04-26 15:14:40 | 家づくり

固定観念をすてる

「家づくり」の相談会にイラシタお客様や、ファーストコンタクトのお客様と打ち合わせをしていると・・・

どうしても、予算の話が気になる様子が伺えます。

それはそれで、とっても大事なことで・・・いくら良い建物を建てたとしてもローンの為に家にいる時間が短くなるようでは、タイシテ良くない「家」に成りかねません。

お客様も、その辺が凄く気になるみたいで・・・大体の坪単価は?とか、どのくらいの広さが?みたいなことばかり先行しがちになります(汗;)

もちろん、そうなると・・・

設計者としては「カタチから考えるローコスト」もご提案しますし、「少しずつ材料単価を抑える方法」で見積も精査します。

それでも、概算で無理っぽいダメな場合は・・・

お客様に「固定観念を捨ててもらいます!」なんて言ったりして(汗;)

こう聞くと・・・なんか極悪非道な感じですが、

設計から考えるローコストには結構有効な手段となるのです。

・・・つづく


見方が変われば・・・

2009-04-25 09:56:08 | 家づくり

見方が変われば・・・

ヒトって勝手なもんで、なんだかんだ言っても自分目線で物事を考える場合が多いものです(汗;)

「家づくり」の世界でも、やっぱりと言うか、普通にそうなんです(笑)

境界線とか日照権、景観、プライバシー等と無理難題を並べ奉られると(笑)、

最初のうちは、どうにかしたいと考えていても、気持ちの部分で境界を超えてしまうと、手の平を返したように対応をしてしまいます。それでも、これが普通の感覚なのです。

こうなると、法的な見解で解決するしかない場合もあります。

時には、私がお金を出すのにどこが悪い!と言いたげな、威圧的な考えの方にも出くわします(汗;)

言ってしまったら、引っ込みがつかないのも人間らしい感情なのかもしれません。

そう!大体のところ「引っ込みがつかない」現象がことをややこしくします(笑)

相手さんの見方が変われば自分が変わり、自分が変われば相手が変わります。

立場が変われば、冷静に考えることも出来るものです。

ことの問題に、そう甘くないと気づいたときはサッサと引いてしまうものなのです。

さてさて・・・


縁起を担ぐ

2009-04-21 15:29:56 | 家づくり

縁起を担ぐ

日本人というか、この業界(建築)のヒトは、何かに付けて縁起を担ぎます(笑)

暦をみたり、潮の満ち干を調べたり、方位を調べたり・・・

お酒をまいたり、塩を盛ったり、盃を埋めたり・・・節目節目には色々なしきたりがあるようです。

で、地鎮祭なのですが・・・

ものの本によると、氏神様の神社に来てもらう事が良いのだそうですが(汗;)

施主の大半は、手配していただければ「どこでも良い」のだそうです(汗;)

「どこでも良い」割りには、しないと「気持ちが悪い」のでという事になりそうだ(笑)

こちらでも、二礼二拍手一礼の神社さんの場合と一礼三拍手一礼の神社さんの場合が地域地区に関係なく混在しています(笑)

先日、ある講話に参加した時のこと・・・

キリスト教の教会を建築する時はどうなんでしょう?みたいな話になって・・・興味津々で聞き入っていると・・・

意外!や意外?・・・な・な・なんと!

どこそこ神社の宮司さんが、地鎮祭を執り行なったそうです(笑)

参加者も、当たり前に拍手(カシワデ)を打って、榊をお供えしたそうです。

十字を切らない当たりが・・・日本人なのか(汗;)

「縁起を担ぐ」こと自体に、大事な役割があるのだろうか?さてさて・・・(汗;)