6-21:ネットコンペという方法-3
「ネットコンペの陥りやすいワナ」に・・・つづくということで、私の感じる少しばかりの欠点を述べさせてもらいます。
一度に沢山のプランを手に入れた施主が最初に悩むこと・・・それは、その中から選ばなくてはならないことなのです。贅沢な悩みではあるのですが・・・
ところが、「これも好いし、あれも良いし、こっちも善いし」という感じで決められないのです。これから後は打合せで・・・っという軽い感じがあれば救われるのですが、安くはないお金を「家づくり」に掛けるわけだから、誰もが必死になります(ヨネ?)。
考えるのは・・・パーツパーツの良い部分だけを寄せ集めしよう!と思ったり、面積の比較でもう少し広く出来るのではないか?と思ったりで、最終的に、自らプラン作ってしまうのです。お勉強することは非常に大切なことですが、目が肥えたことを自分の力と勘違いしてはイケマセンネ(笑)
元々、違うコンセプトで計画されたAとBのプラン(もっとあるかもしれないですが)を合体させることに無理が生じます。ひとつを触れば全てが変わることが普通に当たり前の設計で、出来たとしても、たぶん「流れのようなもの」が無くなって、不自然なカタチになり易いのです。
陥りやすいワナとは、「出来たツモリ」になることなのです。
コンペプランはあくまでタタキ台で、これからがスタートなのです。いま一度、肩の力を抜いてチョット引き気味でプランを眺めるくらいで調度良いのかもしれませんね?(笑)