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「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

子どもがなりたい職業

2007-11-30 22:17:14 | 家づくり

11-15:子どもがなりたい職業

昨日の記事で、家づくりに携わる者として「自分が嫌だと思うこと」はしない事。ってつぶやいたら・・・Mちゃんは、「人にされて嫌な事はなるべくしない。されて嬉しい事はなるべく人にしてあげる。」ってコメントくれました(笑)

で、ひらめいたのが「子どものなりたい職業」なのでした(笑)ネジが外れた感じですがお許しを・・・

ここ数年、建築士とか建築家っていうフレーズがいい意味でも悪い意味でも良く使われるようになりました。ちゃんとした仕事での総称ならばいいのだが・・・最近では、全く関係のない犯罪でも頭に「一級建築士」とか「建築家」なんてついちゃうんですね(涙)。マスコミって怖いです。

やはり、耐震偽装事件の影響は相当に大きいようです。

世間一般的に、政治家・弁護士・医師・教師そして建築士・・・すべて先生と呼ばれる職業なのです(先生と呼ばれるほど偉く無し)。

でも、ココの所の世相を反映する事件には「先生」がからんでいたりするからヤヤコシイ(困)

「先生」と呼ばれる事は好きではないが、気持ち「聖職」としてのプライドを持ちたいものである。子どもに憧れられる様な「職人」でありたいのだと・・・(信)


コツなんてあるのでしょうか?

2007-11-29 22:08:41 | 家づくり

11-14:コツなんてあるのでしょうか?

打合せの最中、お客さんから・・・「お上手ですね♪~設計のコツなんてあるのでしょうか?」なんて声をかけられる。こういうのって、不意をつかれることが多い(笑)

オイオイ!って、ツッコミたくなるけどそれはそれで嬉しかったりする・・・さすがB型(汗;)

でも、あらためて「コツなんてあるのでしょうか?」なんて考えると意外と難しいのです。

そんなのがあれば、教えて欲しいくらいだ・・・

それでも、経験からくるカタチや表現、納まりはそれなりに磨いているつもりだが、施主との相性などTPOもからんでバランスを保てるように調整をするのです。

コツなんてあるのでしょうか?って、お客さん的には・・・

ココをこうして、コチラに振って、コウ入れ替えると・・・みたいな答が欲しいのだろうか?

コツなんてあるのでしょうか?って、私的には・・・

ひとつは、施主の気持ちになって同じ様に感じ考える事。

もうひとつは、家づくりに携わる者として「自分が嫌だと思うこと」はしない事。

という答えになるのだが・・・さてさて(笑)


リクエストぷらん

2007-11-26 22:09:36 | 家づくり

11-13:リクエストぷらん

設計の仕事をしていると、いろんなタイプのお客さんにお会いします。施主と言わないのは、その時点では施主となるかは未定だからです(汗;)。

細かい人に大雑把な人、コダワリ部分が微妙な人(笑)に凄く勉強好きの人・・・で、そんなお客さんの中にどうして来たのだろう?と思ってしまうお客さんがいます(笑)。

そう!「リクエストぷらん」なお客さんなのです(笑)。

話せば長いのですが・・・「玄関はこの辺にあって、LDKは20帖、南側には太陽の陽がイッパイあたるように大き目の窓を並べて、和室は8帖は最低欲しいし・・・階段はリビング階段で、吹抜を通じて家族の気配が感じられ、子ども部屋は6帖が2間、寝室は8帖+ウォークインクローゼット付、書斎コーナーがあれば嬉しいです」という(笑)。

長いけど続けます・・・「で、敷地やお隣さんの建物の配置を考えると、こちらが玄関で、和室はこちら、LDKはこうゆう風に配置した方が駐車場とのつながりもいいと思います(汗;)。

まだまだ・・・「外観はこんな感じや~こんなのにも憧れます!」って雑誌や某メーカーのカタログを見せます(呆)。

続けて・・・「これだと大体○○坪~□□坪になるから、なんとか○○坪に押さえて、坪単価△△万円として考えると、このぐらいの数字になりますよね?」って(怒:決めるな!)

こんなにイッパイのリクエストがあってガチガチに固められると・・・正直、シヅライです!

シヅライだけで一応はチャレンジいたしますが・・・ノルカソルカノ大勝負になりそうな予感(汗;)気持ちのどこかに、このマンマ建てれば?なんて思っちゃうと完全にアウトなのです(笑)

出来れば、リクエストは1コか2コの少なめにして下さい~ってお願いしたくなります。その分とは言ってはなんですが・・・サプライズも用意しますので~(笑)!

きょうは、こんな気持ちなのです(笑)


ひとりで建てようと思わないこと

2007-11-21 22:09:39 | 家づくり

11-12:ひとりで建てようと思わないこと

「家づくり」といえば人生でも大きなイベントです(笑)。当たり前といえば当たり前なのですが・・・何でも自分での思いどおりにしたいと普通に考えるのでしょうが・・・(汗;)

チョット待った!(コール)

なぜならば、普通の人は、大工さんでもなく建築士でもなく、初めて家を建てる素人なのです。所詮、無理というものです。

じゃあ!誰と建てようか?とあたりを見まわすと・・・イタイタ♪気の合うお友達に、最近家を建てた知り合いのまた知り合い(困)。この人たちの話は、参考程度に聞く感じにしてくださいな(笑)、口は出すけどお金は出しません!(困)あくまで参考なのです。

ん?この言い方はチョット酷すぎるかもしれませんね(汗;)

「家づくり」のスタートラインに立つまでは、リアルな体験や情報が得られてそれなりに役割はあるのです。

さてさて、「ひとりで建てようと思わないこと」ですが・・・

いよいよ、現実味のある話が進みだした頃のお話です。一生に一度のイベントに、並々ならぬコダワリや思いが交差して一人歩きしてしまうものです(笑)。ココは、気持ちをグッと押さえて・・・造り手の皆さんの意見も聞いてみましょう!

カカワッタ人の分だけ、知恵も技術も感性もいただけます!一番良いことは・・・聞かれた(相談を受けた)以上手抜きもいたしません!

なぜでしょう?

そこには、それぞれ(場面場面)の責任が生まれたのだと思います。建ち上がる頃には、大きな責任として裏付け(見えない保険)された家になるのです。なによりも、気持ちのイッパイ詰まった家が悪いはずが無いのです(笑)。


遮音と間取り

2007-11-20 22:07:48 | 家づくり

11-11:遮音と間取り

ひとつ屋根の下で暮らすからといっても、家族間でもプライバシーは守りたい時もある。

半面に、あまりにも個室化が強すぎると「気配を感じる家」などというような、昔風の間取りが良いともてはやされる場合もある。

私としては、後者の方が好きなスタイルではあるのだが・・・

さてさて、遮音とプライバシーを考えるに木造の住宅では少しばかりつらい部分もあるのです。たかが10数センチの壁を隔てて部屋があり、数10センチで上下階が重なっている事実はどうしようもないかもしれないですね(笑)。

重い材料は音を伝えにくいとか、ゆるい緩衝材でやわらげるとかの方法もないことも無いのですが・・・

間取りで何とかなる場合もあるのです(汗;)。

ひとつは、部屋と部屋の間に収納部(押入・物入・クローゼット)を取ることです。特に、寝室と子ども部屋はそうしたいです。壁1枚でベッドとベッドがお見合いするような事は避けたいですね(笑)

ふたつめは、寝室はリビングの上に配置する。???あんまりピンと来ないかもしれませんが・・・くつろぎの時間に上階でドタバタされると家族間でもムカつきます(笑)。子ども部屋は、キッチンとかお風呂の上などの、音の気にならない部分が良いかもしれません!

その他にも色々とあるのですが・・・

以前の記事「親亀の上に子亀を乗せて~」とか「音の風景」を参考に・・・

簡単に書いてるけど、間取りに反映するとなると相当に気合が入っていないと難しいのです。(汗;)逆に、そんな見方で間取りを見るとどのくらい考えられた家なのかが見えてきます。

そんなのかんけーな~い♪という人にはどうでも良いことだけど、知ってて損は無いのかな~って感じ、微妙ですが・・・