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「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

すべてがこのために・・・

2007-02-28 11:31:57 | 家づくり

Cam_0001 ⑲すべてがこのために・・・

完成間近の「Hさん」のお宅から見える風景です。

瀬戸内海に沈む夕日と島々です。

場所選びから始まって、間取り、窓の位置と大きさ、小上がり、階段、ロフト・・・すべてがこの風景のために設えたのです(自画自賛・・・汗)。

「家」っていうものは案外、外見のプロポーションが気になったりするものですが、内から見ることを意識すると違った答えになるものです。

あえて不便に造ったFix窓(西日を受けて暑い事と、風は入ってこない事なんかの不平不満はこの場合は贅沢なのです)の額縁に肘をかけてグラスをカタムケタイと早くから狙っているのです(笑・他人の家なのに・・・)。

すべてがそこで飲むビールのために・・・


建築作家な人々

2007-02-27 14:00:10 | 家づくり

⑱建築作家な人々

前回の「建築家」って何だろう?みたいな議論に触れると、収拾が付かなくなるので・・・

こと「家づくり」に関してはいえば「建築作家(勝手なネーミング)」位のほうが、案外親しみやすくて良いのかも知れないのです。

ナンダカンダで「家づくり」は地場産業なのです。街で見かけた、気の利いたお家をタドッテ行くと絶対につかまります。コダワリ派の建築作家さんに・・・


建築家な人々

2007-02-26 14:37:14 | 家づくり

⑰建築家な人々

A:「建築家」って何だろう?そう呼ばれる人々は増殖しているよ。

B:雑誌・TV・インターネット等あらゆるメディア上に出没するもんな。

A:いやいや自称「建築家」が増えているだけではないですか?

B:建築家協会に登録すればよいのかな?

C:建築家の方が設計料を多くもらえそうですね。

B:そしたら、今日から「建築家」にな~ろっと!

A:おいおい大丈夫か?

C:取り合えず名刺に「建築家」の肩書きを入れてみよう。

つまらない会話です。

こんな調子なもんだから・・・設計が軽く見られるのです。


ワガママと個性の中で

2007-02-25 08:01:07 | 家づくり

⑯ワガママと個性の中で

家を建てる時の依頼先として、建築家と呼ばれる人や設計事務所という選択肢がある。自分が設計事務所を営んでいる以上は窓口となって、多くの施主に、この方法がよい選択であったと感じて欲しい(信じたい)ものですが・・・

一方では、設計料が高い(高いならまだよいのですが設計料がいる)と言われ、後々断りにくいと思われ、要望を聞いてくれない、最後には作風に?が付くなどと評価し、敷居が高いと称されます。

イメージが悪くないですか?

設計は、ベースを勉強した人であれば、施主の要望を一通りのセオリーで一つひとつカタチどる事である程度は出来てしまうものなのです(合格ライン)。残りは感性や芸術的な手法をトッピングすれば完成です。

そのトッピングに「ワガママ(無理強い)」を使うとマイナスとなりやすく、

「個性(ルール上)」を入れるとオリジナルのプラスに働きやすいのです。

「ワガママと個性」は同じようでまったく別もので、出来を左右する要素のひとつです。

で、建築家や設計事務所を見極めるには・・・

「善し悪し」的な建物評価よりも「好き嫌い」で判断するとわかりやすいと思います。

そう、お料理の味加減と同じ事なのです。

好みが同じなら悪いはずがないのです。・・・たぶん


子どもの居場所

2007-02-23 12:15:27 | 家づくり

⑮子どもの居場所

以前「ひとりになれる場所」というタイトルで書き綴っています。

関連がありますので読んでください↓

http://blog.goo.ne.jp/nabe1107nabe1107/d/20070116

子ども社会には子ども社会のイザコザや問題が一杯あります。喧嘩やいじめ、友達関係、恋愛など等。

親がカカワル事はとても大切な行動ですが・・・わかったようなフリをして入り込むことは避けたいですね。

涙を流したり、瞑想したり、フテ寝したり・・・

先ずは、子ども社会で解決をしたいのです。

現代の子どもたちをリセット社会として象徴されがちですが・・・多感な気持ちを整理したいだけなのです。

「子どもの居場所」は・・・

守られているから無防備の素でいられる、母親のおなかの中に近いのかも知れません。