5-23:外も丸ごとカタチどる
昔っから、家は屋根が命と言われるように、屋根は外観に及ぼす影響は大きいのです。で、住宅にも流行のようなものがあって、屋根を見ると建てられた時代がわかります。現代でも、持ち家は寄棟で借家は切妻という感覚から、持ち家での切妻が流行、次に片流れ、そして、フラット屋根など等・・・
家を建てるとなると、やはりカッコよく綺麗に見えるように外観には並々ならぬ思い入れがあるのです。
でも残念なのは、すごーくいっぱい考えた割には、一部分しか見えないのが日本の住宅事情というもので・・・ボヤケてしまったり、不都合の方が目立ったりで難しいのです。
ここで、何点かのポイントをご紹介します。
1.家を見る場所と目線の高さを意識する。
2.家が見える部分を確認する。
3.家の周辺(境界線の外)から受ける条件を考える。
4.家が周辺(境界線の外)へ及ぼす圧力を考える。
5.植栽やガレージ、塀の外構も一体化する。
「外も丸ごとカタチどる」と簡単に言っても色々なのです。植栽に至っては、季節や経年により見え方も違ってきますが・・・そうすることで、欠点を隠したり、さらに見栄えを良くしたり、何より、賢そうな家になるのです。