コロナ禍は収束したと捉えているタイの人たち、今年こそ 大体的な「大晦日のカウント
ダウン イベント」を期待していましたが、相次いで中止の発表があり 落胆させています。
多くの外国人旅行者が集まり、盛り上がるであろうバンコク都内のカオサン通りでも、お店は
通常通り営業してもカウントダウンは中止になりました。政府から「国民の精神状態が不安定な
状態にある昨今、年末年始の祝賀行事は自粛すべき」という見解に応えたものだといいます。
タイ東部のビーチリゾートでもあるパタヤで開催される「パタヤ カウントダウン 2023」も、
花火打ち上げの中止が発表されています。ライブコンサートなどは予定通り開催されます。
<実施されれば三年ぶりのカウントダウン>
政府が言う、“タイ国民の精神が安定していない” というのは、ワチラロンコン国王の長女
パチャラキティヤパー王女(44歳)が15日、意識不明のまま病院に搬送された事と、19日、
悪天候の中 タイ湾の警備に就いていたタイ海軍の「スコータイ」が沈没、7人の死亡が確認
され、今だ22人が行方不明になっている事にあると聞きます。大ニュースにもなっています。
王女は飼い犬の訓練をしていた際に突然意識を失い、病院に緊急搬送された後、王室事務局は
“ご容態は安定している” と公表していますが、集中治療室で医師団が必死の治療を施されて
<パチャラキティヤパー王女>
いるため、“安定している” んでしょう。しかし 意識不明は続いており重篤状態にあるよう。
タイ政府、国王はじめ 王室も大晦日のカウント ダウン イベントどころでは無いでしょう。
沈没した軍艦はパトロール中に強風と波にさらされ、排水管から海水が流れ込み、電気系統が
浸水したことによりエンジンとポンプが停止してしまったようです。その後、船体そのものも
浸水し制御を失い、船を元に戻すことができず、同日23時30分、海底へと沈んで行きました。
<24日に、新たに6人の遺体が発見され、行方不明者は17人に>
「スコータイ」には、15人の将校と72人の下士官の乗組員が乗っていました。早速、海軍の
3隻の船と2機のヘリコプターで捜索救助を行ない、今も必死の救助活動が続いています。
行方不明となっている軍人さんとその家族を想うと、カウントダウンどころではありませんネ。
これまでバンコク都最大のカウントダウンを行なってきたセントラルワールドも慎重に
コメントを発表しました。今の時点では、“花火やライブミュージックなどを行なう
予定だが「変更があれば」すぐに通知する” と話しています。アフターコロナに
なって初めてのカウントダウンで、5億バーツをかけてニューイヤーカウントダウン
パーティーを企画しており、セントラルワールドも絶対に実施したいのでしょうねぇ~
ICONSIAM リバーパークで開催されるタイ国政府観光庁(TAT)とアイコンサアム主催の
「アメージングタイランド・カウントダウン 2023」に関し、TATのユタサック総裁は、中止
命令は出ていないと述べ、今の時点では行なうようです。今週末に迫り、どうなりますか?
<PS>
パタヤ市長は26日 改めて、年越しイベント「パタヤカウントダウン2023 」の花火に
関し、12月29日~30日は中止し、大晦日には打ち上げが 行なわれると発表しています。
現国王の長女であり、元々は検察官でしたが、王室の公務が忙しくなり、今や、タイ王室の顔になっています。
タイの王室の方々を直接、拝顔する機会はありませんが、個人的に、直接、拝顔したのは、パチャラキティヤパー王女だけですので、非常に親しみを感じています。
数年前、パタヤの老舗レストランに、王女様がお忍びで食事に来られた際、たまたま、テーブルが隣になり、わずか、2mの間隔で拝顔する機会に恵まれました。王女様ご一行は8人程度のグループでしたが、全員、ラフな普段着姿で、王女様も、Tシャツと白いパンツという軽装でした。
たまたま、王女様と目が合ったので「スースーナ」(これからも、頑張ってくださいね)と言ったら、笑っていました。
お忍びできたのですが、食事が終わるころには、レストランの外は、王女様を一目見ようというタイ人で鈴なりの大観衆となり、警察が大通りを通行止めにしていました。
1日も早い回復をお祈りいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=JS0Gr0770kk
一般の外国人が王室の方々と、そんなに至近距離で接するなんて、滅多に無いことでしょう。
それでは なおのこと、王女のことをご心配されますね。