名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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アルプスの少女「ハイジ」に見た資本主義の超過酷

2021-07-06 | 労働ニュース
■ゼーゼマン家は資本主義社会の勝者

 8歳になったハイジはフランクフルトに旅立ちます。フランクフルトで貿易商を営むゼーゼマン家のお嬢さまの相手」が目的ですから、手っ取り早くいえば「出稼ぎ」です。

 フランクフルトはドイツ有数の大都市。当時のドイツはビスマルクによって統一されたばかりで、スイスとは比較にならない先進国です。その中心都市であるフランクフルトには人口が集中し、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

 しかも、ゼーゼマン家は大金持ちです。ひとり娘のクララはハイジの4歳上の12歳。病弱で足が悪く、車椅子暮らしです。母は亡くなっており、仕事人間である父のゼーゼマン氏はあちこちを飛び回っていて、ほとんど家にいません。

 〈ハイジがきてから、毎日、いろんなことが起こるの。毎日、とってもたのしいのよ。今までとは大ちがい。こんなにたのしいのは初めて〉というクララの証言は、それまでの暮らしがいかに単調で退屈だったかを示しています。

 ペーターとクララの生活環境の差を考えれば、当時の格差がどれほど大きかったかが理解できます。貧しい山村と、華やかな大都会。かたや極貧、かたや富豪。これが資本主義社会の縮図、富の偏在でなくて何でしょう。⇒続きはコチラ・・・・東洋経済
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