ナカさんの日々

春日山の桜守
ヨット「アクアマリン」「ホーネット」の活動等
海と山での日々です。
今日の春日山、別ブログあります

パールレース、ホーネット

2022年07月23日 | ホーネット
良い天気で迎えたレース日、スタート時は風がなさそう。
何時から風が出てくるか、その時どこにいるべきか・・・
そんなことを考えながら朝を迎えました。

朝食は昨夜の残り物の煮魚とパンで済ませました。
当日参加の4人が到着、揃って写真、9時半には出港しました。

11時のスタート時間、風が落ちて無風状態、潮がきつくスタートできない。
15分遅れでようやくスタートラインを切った。下側はかなり先行している。チョットがっかり、上にいたダンシングはさらに遅れていた。

ウエイポイントの通過、南沖に出たホーネットはかなり後れを取った。下スタートのホライゾンは先行、後ろにいたはずのダンシングもいつの間にか先行されてしまった。

ホーネットは風をつかもうとさらに沖だし、いいつもりでしたが結果はダメでした。さらに後続の艇がさらに沖だし、いつの間にか先行されている状況で??何かある、ごみ?疑心暗鬼が・・・

先は長い、艇を止めて何かを取りたい、切り上がり艇を止め、バック、気持ち的には軽くなった感じ。頑張るぞー!
テザーを装着し荒天に備える、どんどん風が上がってきた。
ようやく、スピンアップ、暗くなる前にさらに風が上がってきた、南ではなく西からだ。ジャイブ、利島に向けて一直線、ゴー
風強く、途中でスピンシート、スナップシャックルが壊れシートが飛びスピンを降ろします。No3とメイン、それでも不安を感じます。風速は常時20ノット超過、30ノットの追い風、うねりも高く操船に力が入ります。メインをリーフしました。23時半頃です。(後で聞きましたが、この頃、ナルミのマスト折損です)

1時半、御前崎沖です。4時半駿河湾中央沖、富士山が良く見えていました。
夜が明けて、回りを見ても帆影がありません。何回もパールに参加していますが、今回ほど周りにヨットが見えないのは未経験です。

正面に回航する利島が見えているこのポジション、散らばっていたヨットが次第に集まってくる場所です。それなのにライバル艇の帆影が全然見えない、先行しているなら万々歳ですが遅れているはずです。ガッカリ感がどっと沸いてきます。
そんな時にメインセールのほころびを見つけました。リーフしているのでスプレッダーの当たる位置がいつもと違い補強がない。穴が開き先端が出ています。このままでは裂けてしまいます。
5時過ぎでした。リタイヤの決断は即でした、セールダウン。
No3のみです。エンジン始動、どこに避難すべきか・・・
通常なら下田ですが、まだ土曜日の朝です。帰りのことも考えて、昼まで頑張れば御前崎に戻れるだろう、20ノット超の西の風に抗って機帆走。まずは焼津に向けて頑張ります。

9時ころです、大井川港の手前まで来ました。港の情報を得るためレッドサンに電話で聞くと勧めない、御前崎まで頑張れと・・・頑張りました。
荒れ狂う波と戦うこと6時間、11時ころようやく御前崎港に入港、漁協前の岸壁に係留しました。近くにデスマストで避難したナルミも係留していました。

レッドサンの紹介で民宿、聖火のお風呂でくつろいだ後は海鮮なぶら市場でランチをいただきました。
この後、3人が下船、4人で帰港することにして夕方まで仮眠、
夕食はヨットで冷や麦をいただき、天候を再確認、出港を0時としてさらに仮眠しました。