男女のかけひき
夜中、家路を歩いていると、時々、女性が一人で前を歩いていることがある。そんな時、めんどくせえ、っといつも思う。
今の家は街路灯も明るく、車の通りもあり、人通りも多いため、こういった場面はほぼゼロに等しいが、寮住まいの時は、住宅街の中、人通りもなく、こういった場面によく遭遇した。
面倒なのは、後ろに男の私がいることを意識していながら、中途半端な速度で歩いている女性だ。面倒くせえっと言って抜きにかかると歩調を早め、こちらが遠退こうと、ゆっくり歩き出すと、女性も歩を早めるのをやめるのである。
おめえは一体どうしてほしいんだっ、とイライラしてきて、一回競歩のごとく足を早め抜こうとしたら、いきなり女性がかけだしていったことがある。私はしばし茫然と立ちつくした。いつも女性には優しくと、母から言われて育った、この博愛主義者の私が。。。
まあ、女性にとっては、迫り来る足音に恐怖を感じても致し方ないかっと理解し、そのあとはふらふらゆっくりと寮に帰っていった。
夜中、家路を歩いていると、時々、女性が一人で前を歩いていることがある。そんな時、めんどくせえ、っといつも思う。
今の家は街路灯も明るく、車の通りもあり、人通りも多いため、こういった場面はほぼゼロに等しいが、寮住まいの時は、住宅街の中、人通りもなく、こういった場面によく遭遇した。
面倒なのは、後ろに男の私がいることを意識していながら、中途半端な速度で歩いている女性だ。面倒くせえっと言って抜きにかかると歩調を早め、こちらが遠退こうと、ゆっくり歩き出すと、女性も歩を早めるのをやめるのである。
おめえは一体どうしてほしいんだっ、とイライラしてきて、一回競歩のごとく足を早め抜こうとしたら、いきなり女性がかけだしていったことがある。私はしばし茫然と立ちつくした。いつも女性には優しくと、母から言われて育った、この博愛主義者の私が。。。
まあ、女性にとっては、迫り来る足音に恐怖を感じても致し方ないかっと理解し、そのあとはふらふらゆっくりと寮に帰っていった。