井上ひさし
今日は姉貴のお誘いで、井上ひさし脚本の「うかうか三十、ちょろちょろ四十」の舞台を新宿紀伊国屋サザンシアターまで見に行った。
東北の田舎の、とある見事な桜の木の側で、田を耕す働き者の娘とそれに恋する殿様のすれ違いをユーモアに描いた作品。三十代、四十代と何をするともなく過ごした月日の中で娘とその娘の娘までをも恋いをし、呆けた滑稽の中で生きる哀切を藤井隆が演じた。なかなか心に来るものがあって、良い舞台だった。
井上ひさしの小説は学生の頃、2つの作品しか読んでいない。「ブンとフン」、「新釈遠野物語」。「ブンとフン」の内容は忘れたが、かなり奇妙な小説だったように思う。でも面白かった。「新釈遠野物語」は、柳田國男の文語体の伝承記録である「遠野物語」から、数編抜粋して、口語体の物語として書いたもので、これも面白かった。何より読みやすいのが、井上ひさしの特徴だった。
神奈川近代文学館でも「井上ひさし展」をやっているので、見に行こうかと思っている。
考えてみれば、Meの人生も、”うかうか”、”ちょろちょろ”と生きてきて、きっと気がついてみたら桜の木の下で呆けた老人と化しているような気がする。少なくとも今と同じ生活をしていたら。。。である。井上ひさしからみたら、これもユーモアな人生となるのだろうか。。。
後記
紀伊国屋書店で「Linuxのブートプロセスをみる」(白崎博生著)を購入しました。今日は久々Meは休日。
今日は姉貴のお誘いで、井上ひさし脚本の「うかうか三十、ちょろちょろ四十」の舞台を新宿紀伊国屋サザンシアターまで見に行った。
東北の田舎の、とある見事な桜の木の側で、田を耕す働き者の娘とそれに恋する殿様のすれ違いをユーモアに描いた作品。三十代、四十代と何をするともなく過ごした月日の中で娘とその娘の娘までをも恋いをし、呆けた滑稽の中で生きる哀切を藤井隆が演じた。なかなか心に来るものがあって、良い舞台だった。
井上ひさしの小説は学生の頃、2つの作品しか読んでいない。「ブンとフン」、「新釈遠野物語」。「ブンとフン」の内容は忘れたが、かなり奇妙な小説だったように思う。でも面白かった。「新釈遠野物語」は、柳田國男の文語体の伝承記録である「遠野物語」から、数編抜粋して、口語体の物語として書いたもので、これも面白かった。何より読みやすいのが、井上ひさしの特徴だった。
神奈川近代文学館でも「井上ひさし展」をやっているので、見に行こうかと思っている。
考えてみれば、Meの人生も、”うかうか”、”ちょろちょろ”と生きてきて、きっと気がついてみたら桜の木の下で呆けた老人と化しているような気がする。少なくとも今と同じ生活をしていたら。。。である。井上ひさしからみたら、これもユーモアな人生となるのだろうか。。。
後記
紀伊国屋書店で「Linuxのブートプロセスをみる」(白崎博生著)を購入しました。今日は久々Meは休日。