続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

続・5本の幟で国宝目指す人々

2024-01-23 16:15:48 | 県道3号線紀行2

ひめちゃんは、天神田を歩きます。

赤城山は、東の方が白いです

気なりに情報収集しながら歩きます

 

あれ、黄色い帽子の小学生2名発見

不安がよぎります。

ああ、こっちに来なくてよかったでふ

ひめちゃんは、いくつになっても子どもが苦手です

 

 

 

先日、山上多重塔に、例の幟が何本も揚がってると言う情報が寄せられました。

1月13日(土)に、現地調査に行きましたけど、南のミニカーのサーキット場に多くの車です

多重塔の駐車場にも、ミニカーで遊んでいるおじさんがいます

とても駐車出来る雰囲気ではなく、退散です

 

平日の1月17日、改めて、現地調査です。

幟は5本です。

新里支所の5本と併せて10枚で注文したのでしょう。

残りの5枚、在庫処分の感じです

 

幟を立てた人は、説明板をちゃんと読んだのかな

「衆生が無間の苦難より救われて彼岸(悟りの境地)へ行けるよう」に、少師・道輪さんが建てたのですよ

国宝になるためではないのですよ

 

 

南からの多重塔への道です。

獅子丸とひめちゃんとタバサねーちゃんと、向こうから登ってきたことがあります

西に、ミニカーのサーキット場が建設中でした。

何時の間にか、しっかり稼働してます

休日は大勢の人で賑わってます

排除ではなく、コラボして、何か考えなくてはいけませんね。

この情況、新里文化財保護協会のみなさんは知ってるのかな

 

 

本日の新里支所の駐車場です。

保健センター前です。

幟は、4本になってしまったようです

 

 

支所前の県道3号線沿いの一角に、不思議なものがあります

山上多重塔のレプリカです。

できがよすぎて、これが山上多重塔のレプリカと気が付くまで時間がかかりました

文字も同じに入れてあります。

 

欠けた部分もちゃんとまねしてます

 

ここから支所を望みます。

「山上多重塔をふたたび国宝に」の幟、まったく見えません

本気なら、まずここに掲げるべきでしょう

 

 

 

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観音せんべい買いました(太平記の記憶・谷中観音2)

2024-01-22 20:16:24 | 邑楽紀行

ひめちゃんは、まだ薄暗いうちにお散歩に出ました。

ハイシニアのタバサねーちゃんは、ゆっくりお散歩に出かけました。

ちょうど小学生の登校時間ですけど、気にしてません。

父兄が集合場所まで送っていくらしいです。

後ろから声がかかります。

 

「おはようございます

「おはようございます

「あのう、子犬の予定はありませんか?」

「え

「実は柴犬を飼いたいと思っているのです。ペットショップには、いないのです いないだけでなく、予約しても、柴の赤ちゃんが入荷の予定は全くないそうです

「え ごめんなさい。うちの子達は、もうおばあちゃんで。どうしたんでしょうね 一時は柴犬が30万円もの値段が付いていたのに お役に立てなくてごめんさい

 

そういえば、しばらく前に「子犬はいませんか?」と来たおじさんがいました。

黒柴家族が大勢でお散歩するのを見ていたのです。

「柴の赤ちゃんがいない」、どうしてだろう

 

タバちゃん、用を済ませると、快調に飛ばします。

 

椿の開花がなかなか進みません

曙(あけぼの)、やっと咲きました

 

 

 

本日、どうしてもお願いしたいことがあって、再び谷中の如意輪観音を参拝です

厨子の中のお姿を思いながら合掌

実はこのご本尊の写真を見たことがあります。

外の石仏の如意輪観音を小さく小さくしたような、素敵な金色のお姿だったと思います

 

ふと見ると、寒桜かな

2週間前には咲いてなかったと思います。

なんとなく、春の足音が聞こえそう

 

あれ、灯籠もこんなに凝っていたんだ

獅子の下には、十二支の動物です

獅子くん、逆立ちお疲れさま

 

石仏の、ふくよかな慈悲に満ちた雰囲気の如意輪観音さんにも合掌です

なんとなくずーっとこのお姿は記憶にありました。

もう一度合掌

 

 

側にある由緒、ちょっとわかりにくい所もあります。

『邑楽館林史帖』(みやま文庫 青木源作 平成6)にも、東上州三十三番札所についての記述があります。

東上州三十三番札所

「東上州三十三番札所」は宝永五年(1708)に廻国僧の堯観によって定められたもので、その後第29番札所の最勝寺僧前性が、寛延2年(1749)に札所順礼諸人のためにこの案内所をつくり、版木を堯観ゆかりの谷中村(言邑楽町)観音堂に納めた。かつてさかんだった札所巡りも次第に衰退しているのをなげき、明治37年(1904)谷中村の金井喜四郎、同佐々木熊次郎によって再刻されたものである。

 

再刻された版木の写真(個人蔵)も載ってます。

札所巡りの人々で賑わったのです。

ここにはその案内所と言うべき、版木があったのです。

由緒の碑のちょっとわかりにくい所を補う記事です

 

 

さて、売店に寄ります。

ざらめせんと、なんとなくもう一品、買い求めます。

  

あれ、観音せんべいでした

何かいいことあるかな

 

 

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太平記の記憶・谷中観音

2024-01-21 19:33:52 | 邑楽紀行

昨夜から雨が降り続いていました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

今日は一日中室内犬で過ごします。

夕方は雨が上がって、ひめちゃんは南の方にいつもどおりお散歩です

赤城山には、まだ雪の残る所があります。

久しぶりに、ミックス犬のピーくんと逢いました

 

 

 

こぶ観音への道中、こぶ観音⇒と一緒に谷中(やなか)観音⇒もあります。

でも、途中でなくなります

谷中観音、はて行った事があるぞ

検索すると、こぶ観音の先でした。

 

 

気になって、1月5日出かけてみました

谷中集会所が境内にあるのです。

 

懐かしい優しさにあふれる如意輪観音に再会出来ました

あけましておめでとうございます

そしてお久しぶりです

 

由緒も確認です。

この観音様は夫婦和合・安産・長寿・ふくとくをみちびき、病気や苦難を救う霊験あらたかで、ご利益多く、老若男女の熱い侵攻を集めていることで古来幽明、本堂の霊仏は春日作で中野藤内左衛門景春の持仏である。

景春は中野城三代の城主で元弘三年五月八日新田義貞生品神社にて鎌倉倒幕の兵をあげた時、弟義春と参陣し北条高時を討ち幕府を倒す。義貞に従って建武政権に参加、足利高氏反旗をひるがえすや、各地に転戦。

延元二年三月六日義春越前金崎城で戦死、翌三年二月脇屋義助に従って越前鯖江で戦う。同年閏七月二日足羽七城総攻撃、総大将新田義貞藤島城に向かう途中矢面に立つのを景春がいさめたが聞き入れられず義貞戦死。その死骸の前に景春はぬかずいてあと追い自害。

景春殉死の知らせに悲しんだ奥方は山深い押落に庵室を結ぶ。

妙言尼と号し如意輪観音を安置して朝夕夫の冥福を祈る。

慶長三年九月中野氏の家臣の子孫 金井左五右衛門・神藤外記、押落の庵跡から谷中の現在地に如意輪観音を移し、世人に広く礼拝の御堂を建てる。

宝永五年四国修行僧堯親、東上州三十三観音霊場を定め、第九番札所となる。

 

ご本尊は、新田義貞に従って越前でなくなった中野藤内左衛門の持仏です

中野藤内左衛門は、生品神社の旗揚げから、新田義貞と一緒に行動していたのですね

太平記の記憶です

 

ウロウロしていると、車が乗り付け、家族で降りて鐘を鳴らして参拝し、慌ただしく去って行きます

普通に参拝する人達がいるようです

 

 

さて参拝です。

合掌

 

 

扉に案内が張ってあります。

ここは特定のお寺がかかわっているのではなく、地域で守っているようです

 

 

境内の石造物の皆さんです。

 

合掌

 

 

藤棚の奥にあった建物も確認です。

聖天山・神明宮・馬多楽神です。

とりあえず一礼です

 

 

売店によって、御朱印を求めます。

前回は開いてなかったと思います。

 

 

『上州の観音札所』(みやま文庫 内山信次・平成3)によれば、

(東上州卅三所)九番 谷中村 如意輪観音

        邑楽郡邑楽町大字中野字谷中

近年改修された立派な御堂である。境内には公民館、水飲み婆、便所、茶店、おみやげ用のかんのんせんべいまでそろっている。

明治三七年に金井喜四郎、多々木熊次郎等が上げた御詠歌の額が残っている。

 世をいとふ心のほども片掛くる

 たゞたのむべし法のちからを

 

御詠歌の額はわかりませんでした

でも、お土産用のせんべい類はありました

ざらめせんを買って帰りました。

手頃な値段でとてもおいしかったです

庶民が気楽に参拝出来る観音様でした

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浮島弁天の御朱印(新春の恩林寺)

2024-01-19 19:45:29 | 邑楽紀行

ひめちゃんは、字・塚越を歩いてきました。

ひめちゃんにとっては、ちょっと距離不足です

日陰の凍った路面も溶けました

赤城山には、まだ雪が残っています。

 

夕方、朝散歩が距離不足だったひめちゃん、いつもより南下します

中学校の先の、赤い屋根の町組集会所を廻って帰ります。

みんなが若いときは、普通に毎日来ていました。

 

夕方で、ちょっとボケボケですけど、ひめちゃんの後ろには麦畑です

麦が芽を出してます

懐かしい風景です

二毛作の田んぼです

 

 

 

1月4日、浮島弁天の御朱印を求めて恩林寺を訪ねました。

庫裏の玄関に、「御朱印受付」の案内です

浮島弁天の御朱印と恩林寺の御朱印をお願いします。

 

 

しばしの境内散策です。

何度か来てるけど、彼岸花の時期には来てないみたい。

心懸けておきましょう。

境内裏山をちょっと覗きます。

あとは、彼岸花の季節に

 

本堂の周りには、北条家のミツウロコがいくつもあります。

恩林寺は、「鎌倉幕府滅亡の時、執権北条高時の弟が逃れてきて建立した」と浮島弁天に大きな由来碑がありました。

 

大きな釣り鐘です。

 

目立つ青面金剛です。

三猿の上で踏まれているのは、邪鬼それとも贔屓(ひいき)

 

この子は見覚えあります

風景に馴染んできました。

 

臍の緒観音です。

安産の観音様かな

 

インパクトのある手水舎です

 

さて、そろそろ御朱印出来たかな?

本堂前を通って庫裏を訪ねます。

 

いただいた御朱印です。

ありがとうございます

 

 

七福神のみなさんにご挨拶して、駐車場に戻りましょう

 

こんにちは

みなさん2名ずつのお部屋ですけど、弁天様だけおひとりです。

浮島弁天のお寺ですものね。

 

 

隣のケヤキの木の下には、大きな石の大黒様と恵比寿様です。

 

大きな銀杏もあります。

昔々、実家にはもっと大きな銀杏と欅(けやき)がありました。

実家を離れて数年後、銀杏の巨木も欅の巨木もなくなり、そして実家もなくなりました

銀杏の巨木&欅の巨木を見ると、胸が痛みます

 

山門前で一礼です

門松いいですねえ

 

 

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くらみ沢の古戦場2024

2024-01-18 16:09:38 | 群馬県・東毛

ひめちゃんは、諏訪神社の向こうの坂を登ります。

車が通った所は溶けています。

赤城山は、まだ雪が残っています。

酪農王国を夢見た残骸、空しい

 

ひめちゃんは、今朝はどんどん進みます

突き当たりまで行ってやっと南下、山上城に廻り込みます。

ロウバイの名所・山上城跡公園のはずですけど、ロウバイが目立たない

成長が止まってるかな

今朝は、階段のない帯郭を通って帰りました。

 

タバサねーちゃんは、そこらまでのちい散歩です。

気なりに1人散歩もいいね

 

 

現在、FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより2」では、『上州坪弓老談記』の暗闇沢(くらみざわ)の戦いを解読中です。

数年前に行ってますけど、「また現地に行ってみよう」と、1月3日に出かけました。

謙信軍の先頭で、暗闇沢を登って戦ったのが、上野国山上の隣、膳の膳備中守家中なのです。

 

暗闇沢は、菱カルタよりもう少し奥です。

 

しばらく行くと、なんとなく行き止まりの雰囲気で、ゴルフ場からの橋があります。

 

川の縁で、剪定作業中のおじさんがいます。

「こんにちは

「暗闇沢って、どこらへんですか?」

あの山の向こうだそうです。

最近は、ハイキングで歩く人も多いとか。

 

ちょうどゴルフ場から4人を載せたカートが道を横切って移動していきます。

ここでは、キャディという仕事はいらないそうです。

現在のオーナーはシャトレーゼで、女性はケーキ食べ放題とも教えてくれました。

 

ちょっと失礼して、橋の上からの上流です。

下流です。

おじさんは、「昔はウナギが捕れたんだよ ここは山が風を防いでくれるので、暖かいんだ」とも教えてくれました。

暗闇沢のイメージ、ちょっと変わりました

老談記の作者達、来た事あるかな?

いろいろ教えていただいて、ありがとうございます

 

 

帰りがけに、宇都宮神社がありそうな交差点をのぞくと、あれ、石造物がある

 

路上駐車で、ダッシュで確認です。

宇都宮神社がありました。

 

社殿かな?

 

川の向こうが米沢薬師です。

 

カルタの隣も、ちょっと確認です。

御神輿

 

住宅地にすっかり埋没してしまった宇都宮神社でした

路上駐車なので、急いで車に戻ります。

 

後でストリートビューで確認すると、駐車したもう少し先に鳥居があります。

でも、道路から少し入ってるので、見落としてしまうのです

 

暗闇沢のおじさんの話、暖かかった

 

 

 

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