多頭飼いでは、時々起こる小さないざこざ。
本当に小さな事で、
怒った うぃるが、もりし兄ちゃんにかぶりつき…
青くなったのはカイヌシ…!
イザコザでかぶりついたって、
怪我を負わせる程に咬む事は無いのですが、
何せ、今、うぃるは前歯を大事にしたい所…。
慌てて、そして恐る恐る確認…。
すると…。
「歯が折れていた」のでした… ガックシ…。
もう一度、この図。
歯列が乱れ始めていた下の前歯。
僅かに前に傾き出していた緑の〇印の歯に力がかかったのでしょう。
折れてしまっていました。
そして、1本を欠いてしまった事で、
多少グラつきが有った隣2本も不安材料に。
結局、C動物病院で相談をした結果、
緑〇印の歯の処置(要麻酔)と合わせて、
隣2本も抜く形に(青斜線歯)。
赤〇印の歯は軽いグラつきは有ったものの、
S先生は残す判断をされました。
※歯周病の際、抜歯も有効な手段の場合があります。
歯周病は感染症な為、治療成果が上がらないのに
残存にこだわりすぎると、どんどん隣へ感染を広げます。
この時の「麻酔」に合わせて、
もう一つ、S先生より提案を受けた施術が、
◆上顎前歯の歯肉をレーザーで焼切るというもの。
歯周病菌は歯周ポケットに住み着くので、
歯肉を焼切ることは、深くなってしまった歯周ポケットを無くし、
結果、歯周病菌の住処を失くすという処置です。
そして…この麻酔施術の際に、
更に見つかった事がありました。
下顎の奥歯にも軽い欠けが見つかりました。
(※上図、下顎赤×印の歯)
幸い、露髄には至っていなかったのですが、
欠け部分、レジンで埋めておいたよ、との事。
※先に記しましたが、同じ場所の上顎の奥歯も歯欠け…。
( ↑ 露髄していたため、抜髄処置済)
このことから、この右側で、うぃる…
ガツガツ噛んでいたのだな…と理解しました…
*
術後、暫くは歯ブラシを充てられません。
術後のケアアイテムとして、歯周ポケット清掃の意味も含め、
「エアフロス※」の提案を受けるのです。
(※下写真の、⑧番の器具)
人は歯間に使いますが、うぃるの場合は、
歯周ポケットに入り込む様に、斜め45度下から噴射、水流を当てます。
傷口も癒え、歯ブラシも再開し、
一見、落ち着いたかに見えた、うぃるの口内環境。
ひとまず、うぃるの口内環境は一旦は落ち着きます。
が…、歯周病菌は再び活動を開始してしまうのです。
歯ブラシの扱いの、何と難しいことか。。。
口内コントロールの何と何と苦難なことか。。。
まだまだ、口内環境の迷宮は続きます
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闘病生活、応援お願い致しますm(__)m
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ハチワレ好きの貴方…
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販売している側は、「商品として有るのだから売っている」的な感覚ですよね。
きちんとした情報も含め、販売してくださるところは非常に僅かだと、痛感しています。
私も…うぃるが歯欠けしなかったら…まだ、牛皮ガム与えてたと思いますし。。。
でも、悔やんでも戻らないので…残った歯を大事にしていきましょうね!
(…と、思う様にしている今日このごろ…)
ワン達の口内は、人と違い虫歯菌はほとんど居ないですが、
歯周病菌は人と同じに、常在菌として存在しています。
人が、歯を失くす主な原因が「虫歯」と「歯周病」と言われていますが、
犬達の主な原因はは「歯欠け」と、「歯周病」だそうですよ。
個体差があるので、生涯悪さをしない場合も有る様ですが、
基本、年齢を重ねたり、また、免疫が落ちた時に、悪さを始めたりする様です。
観察して、出血が数日しても繰り返す、また、軽度の炎症が見られる場合には、是非受診をお薦めします。
うぃるの場合は、本当に初動が失敗で、
歯については全然知識ない病院に通っていたために、
(※動物の歯はダメなら抜けばいい的、昔ながらの思考が全ての獣医師でした。)
ベストな治療が遅れ、ここに至っています。
同じ思いを、して欲しくなくて…こうして記してみています。