奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

松尾寺の花

2023-05-14 20:59:22 | 奈良散策
奈良散策 第810弾


5月4日、松尾寺に行ったときに撮った写真の続きです。これまで虫とシダを出したので、残りの植物について出します。アップロードできる写真に枚数制限があるようです。1回に30枚というのは知っていたのですが、1日100枚という制限があるのは知りませんでした。それで、一部、載せられませんでした。



最初はニガナ







これは花が一輪だけ残っていました。葉が六角形に並んでいるように見えるので、おそらく、シキミだと思います。





葉が丸い形なので、オオジシバリではなく、ジシバリの方だと思います。



これはオニタビラコ



そして、トウバナ





こういうのは分かりませんね。初め、スゲの仲間かと思ったのですが、実を見るとイグサ科みたいです。クサイなのかな。







これはタツナミソウ





そして、また、スゲです。ふにゃふにゃしているのは雌花の雌蕊、黄色い棒状のものが雄花の葯。カンスゲの仲間かなと思ったのですが、よくは分かりません。どうもスゲはよく分かりませんね。今年はスゲを頑張ってみるかな。



これはウバユリかなと思ったのですが、よくは分かりません。これから観察していきます。





こんな種ができるのは何なのか分かりませんでした。それで、Googleに聞いてみたら、ヒメウズという答えを出してきました。確かに葉の形も似ているので、ヒメウズで間違いないでしょう。すごいですね。





これはヨツバムグラ





それと、シャクナゲの花。



これはマンリョウ



そして、クサイチゴ





シャガはあちこちで咲いていました。





ここから矢田丘陵遊歩道の方に行ってみました。この花はタチツボスミレ





そして、また、スゲです。雌小穂が立っているのでタチスゲかなと思ったのですが、果胞の形が違います。それで、果胞の形の似ているシラスゲあたりかなと思っているのですが、よくは分かりません。







これはハリエンジュ





最後はニョイスミレでした。小さなクモがいますね。

雑談)
1)ブログへの報告が遅れてしまったので、このところ、まとめて出しています。やっと5月4日まで来たのですが、今日は14日。まだ10日も遅れています。
2)奈良に引っ越してから2年間の間に撮った写真をまとめて冊子にしています。これまで、鳥、昆虫、その他の動物の3冊ができたのですが、今日、単子葉植物の編集がだいたい終わりました。後は双子葉だけです。また、別冊としてつくっていた「金魚池の猫」の編集もほぼ完成しました。このほか、「大和郡山の金魚」も作ろうかなと考えています。

松尾寺のシダ

2023-05-14 16:00:41 | 奈良散策
奈良散策 第809弾


5月4日、大和郡山市の西部にある松尾寺に行きました。虫と植物の写真を撮りに行ったのですが、前回、虫を出したので、今回はシダを出します。





松尾寺とそこから矢田丘陵に向かう道はシダの宝庫です。今回はじっくり調べてみました。これは軸の色が紫色なので、おそらく、イヌワラビだと思います。





こんな風に一か所から群がって生えるシダはイノデの仲間です。



「写真でわかるシダ図鑑」によると、イノデ10種を見分けるときは葉の艶と鱗片の細さでまず大きく4つに分けます。後はソーラス(胞子嚢群)の配置です。あまり調べてはいないのですが、ソーラスが中間寄りなので、たぶん、イノデではないかと思います。





羽片に短い柄があるのはオオキジノオ



これは裏と表が似ているリョウメンシダ







羽片の形が独特なイヌシダです。













葉の先半分にソーラスがつき、なおかつ、先半分が縮こまらないのはオクマワラビ。縮こまっているのがクマワラビ。これはオクマワラビの方です。





この場所は昨年、大きなコモチシダがあったところです。その後、株は切られたのですが、また、生えてきました。









このシダはだいぶ迷いました。長細いソーラスが翅脈に沿ってあり、包膜がありません。これからミゾシダではないかと思いました。





これはオオバノイノモトソウ。ひょろひょろと伸びているのが、将来、胞子葉になる部分でしょう。





これはシシガシラ





それから、ホラシノブ









これもだいぶ悩みました。羽片の形とソーラスの付き方から、最下羽片が伸びてはいないのですが、ジュウモンジシダの若い株ではないかと思いました。





これはミツデウラボシ





最後はまた、シシガシラでした。そのほかの植物の写真が少し残っています。それは次回に回します。

松尾寺の虫

2023-05-14 14:26:47 | 奈良散策
奈良散策 第808弾


松尾寺は大和郡山市の西部にある日本一古い厄除けのお寺です。連休中の5月4日に虫と植物の写真を撮りに行ってみました。駐車場はいつもよりは混んでいましたが、それほどでもありませんでした。まず、虫の写真を出すことにします。



この日は写真を撮るのが目的だったので、ゆっくりと坂道を登っていきました。途中で蛾を見つけました。これはソトウスベニアツバ





そして、これはクビボソジョウカイの仲間。この仲間は種類が多くて、種名までは分かりません。





坂道を登ってから、お寺の方には行かなくてそのまま法隆寺側に降りていきました。これは南惣門です。もともと松尾寺は法隆寺奥の院として知られていたので、こちら側がむしろ正門になると以前お寺の方が説明されたような気がします。







その近くでハチを見つけました。これはダイミョウキマダラハナバチです。「日本産ハナバチ図鑑」によると、ヒゲナガハナバチ類に労働寄生、つまり、集めた餌を横取りするそうです。



これはたぶん、マミジロハエトリの♀。





ここから駐車場脇の矢田丘陵遊歩道を登ることにしました。うまく撮れなかったのですが、これはクロヒカゲ



それから、ヒメウラナミジャノメ





これはたぶん、ヤブキリの幼虫。













ツマキチョウがいました。奈良に来てから初めてだったので、いっぱい撮りました。



これはヨツボシハムシ





これもバッタの幼虫ですが、おそらく、フキバッタの仲間だと思います。





このハチは翅脈からヒメハナバチ科かなと思ったのですが、はっきりとはしません。





帰りに先ほど見たツマキチョウがいたので、また撮りました。



最後はニワハンミョウ。次回はシダを出します。