奈良散策 第1324弾
10月15日に郡山八幡神社で御例祭という秋の大祭が開かれます。その前日の14日には宵宮祭があるというので、その下見に行こうと12日に行ってみました。ついでに源九郎稲荷神社にも行ってみました。ここは花が綺麗なので、いつも楽しみにしています。
源九郎稲荷神社手前の溝にこんな植物が生えていました。これはブラジルコミカンソウというトウダイグサ科の帰化植物です。「日本帰化植物写真図鑑」には出ていて、インド洋諸島原産ですが、南米、台湾などで帰化しているそうです。
源九郎稲荷神社の入り口にある鳥居です。
中に入ると早速花が出迎えてくれます。園芸種は苦手なので、もっぱらGoogleレンズに頼っています。これはツルバキア Tulbaghiaというアマリリス科の植物だそうです。
これはアメジストセージ。
一日で花の色が変化するというスイフヨウです。その仕組みについては、日本植物生理学会の「みんなのひろば」に、「酔芙蓉の花の色」というタイトルで載っていました。午後になると、アントシアニンを作る酵素の活性が上がり、多量のアントシアニンが作られるからだとのことです。
これはミニカンナという園芸種のようです。
そしてこれはミルキーウェイというアサガオみたいです。(追記2024/10/31:名札には「ヒマラヤ」と書かれていたみたいです。ネットを見ると、ミルキーウェイの学名はIpomoea tricolor 'Milky Way'またはI. purpurea 'Milky Way'と出ていました。前者は熱帯アメリカ原産でソライロアサガオという和名で出ています。後者はいわゆるマルバアサガオで、やはり熱帯アメリカ原産です。一方、ヒマラヤという品種はネットでは見つかりませんでした。おそらく、ヒマラヤで採取されたネパール系のアサガオI. nilの一品種を指しているのだろうと思うのですが、よくは分かりません)
これはヤナギバルイラソウ。
そして、これは団十郎朝顔らしいです。
これはコリウス Coleusというシソ科の植物。
拝殿の方に行ってみました。チェーンソーで作った九尾の狐が奉納されているのですが、新たに竜の像が増えていました。(追記2024/10/31:今年は辰年なので、竜の像は正月から飾られていたそうです)
最後にコキアが綺麗な赤色になっていました。
源九郎稲荷神社を離れ、郡山八幡神社の方に向かいました。途中にある呉服屋のショーウィンドウはいつ見ても面白いので覗いていきます。大きな金魚を猫が狙っているようです。
そして、郡山八幡神社に着きました。
中にはテントが張られ、お祭りの準備ができているようです。
拝殿前にも提灯が飾られています。
その前には古代米が植えられていました。
拝殿を正面から見たところです。
拝殿の中には、猿田彦命のかぶるお面や衣装、それに獅子舞の道具、甲冑などが展示されていました。おそらく以前はこれらを使って盛大なお祭りが行われていたのでしょう。
金魚すくいのテントには大きな金魚がぶら下がっていました。
最後はヤノネボンテンカの花です。朝の散歩のときにも見たのですが、その時はまだつぼみでした。午前中には咲いているのですね。
雑談)今日は買い物に行くついでに、市内の街路樹を調べてみようと思って幹線道路沿いを歩いてみました。結局、3 km歩いて、街路樹は4種類。たいへん効率が悪いですね。
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