奈良散策 第771弾
4月1日、唐古・鍵遺跡史跡公園に桜を見に行った後、近くにある鏡作坐天照御魂神社にも行ってみました。この神社は古来鏡作りの中心だった鏡作郷にあり、延喜式神名帳にも載っている由緒ある神社です。昨年も行ったのですが、桜が綺麗というので今年も行ってみました。
鳥居の横に駐車場があったので、車を止めて、道を渡って鳥居の写真を撮りました。桜が本当に綺麗ですね。
何枚も写真を撮ってしまいました。
扁額には「正一位 鏡作大明神」と書かれていました。
入り口から参道を見たところです。
これが拝殿です。
横に回って本殿も撮ってみました。
これは象なのかなぁ。面白い彫刻です。
拝殿と本殿の間を「合の間」と言うそうですが、その部分の写真です。向こう側に見えるのは若宮です。
ところが、拝殿の隅に掲示があって、この「合の間」に入ってもいいそうです。それで、中に入って本殿を正面から撮ってみました。
これは若宮です。
若宮の横には四社がありました。
そして、これは本殿を横から撮ったところです。本殿は三社あって、天照国照天火明命、天糠戸命、石凝姥命の三柱が祀られています。昨年書いた文をそのまま引用すると、天照国照彦火明命は天孫降臨をした邇邇芸命(ニニギノミコト)の兄あるいは父とされています。石凝姥命は天孫降臨の際に従った五神の一人とされていて、天照大神の岩戸隠れの際に八咫鏡を作ったとされています。天糟戸命は鏡作部の遠祖とされている神だそうです。
本殿には象以外にも獅子の像もついていました。
参道横に鏡池があります。ここは江戸時代に造鏡師が鋳造した鏡を洗い清めたところとされていますが、ずいぶん、汚い池になっています。張り紙がしてあって、現在、浄化のために水を抜いているそうです。
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