朝空と船先

黒木重雄 『自作を教材として用いる試み ３』

絵についての解説は、絵を描いた側の為だろう。少なくとも僕にとっては、絵の解説よりも絵そのものの方がとても重要だ。だから巻末の方の絵の写真が見れてうれしかった。解説は、思考過程の説明がおもしろかった。

下地塗り

詩１６０８「花曇巣籠り」

花曇。
俺巣籠り。
昨日熊と飲み会でよう。
しゃべりすぎて恥ずかしい。
今日は曇っているしよう。
巣の中で背筋でもしてますよ。
ああ二日酔い。
山桜は満開。
宵の口で散会。
だって鳥目なんだもの。
女房には逃げられて。
今年の春は暇なのです。
餌を採るのも億劫だ。
花曇俺は巣で。
腕立て伏せでもしてますよ。