朝のスピードと空

二ノ宮知子 『飲みに行こうぜ‼︎』

短編中編集。
ほんまにそんなふうに結婚したのかい。この人おもろい。

ペン画 180

詩1863「青空の下でも暗がりの中でも」

君の話を聴きたいな。
君が生まれた街へ行き。
思い出して歩けるように。
もっとたくさん聴きたいな。
行く末短い私には。
甘美な匂いさえします。
お金も食事も贅沢も。
楽しめません我が身には。
ただ青空の下。
ただ月明かりの中。
ただ部屋の暗がりの中。
あなたの声を。
あなたの話を。
聴ければいいの。