池谷裕二 『脳はなにげに不公平』

最新の科学論文を紹介しつつのエッセイ集。
脳科学が中心。
面白い。自明と思っていたことがそうではなかったという気付かされの面白いおもしろさ。
知ったからってどうなるわけでもないけれど、参考になるし話題にもなるね。感情は表情より身体に表れるとか。

詩2697「光と埃」

光も埃も舞っている。
光線の下待っている。
刺すのは包丁。
だけとは限らない。
ときに幸せさえ。
ひとを刺す。
これほど太陽が強いのに。
影の輪郭が曖昧なのは。
世界の理なのか。
それとも世界は主観だからか。
埃と光が混じり合う。
生み出された何かは。
どうも穏やかではないようだ。

光に這う

油絵途中