考えたのは「正しさ」とはなんだろうということ。他人を弾劾する正しさは同時に危ういものでもあろう。
「民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、まちがいである。民主主義の根本は、もっと深いところにある。それは、みんなの心の中にある。すべての人間を個人として尊厳な価値を持つものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である。」
「ほんとうは「私たち」なんて、どこにもいない。たくさんの人たちが同じ言葉を同時に発して「私たち」という。そんなことなどありえないからだ。わたし(たち)は、個人として発言するしかないのだから。」