あの柱に登るのが。
子どもの頃からの。
ぼくのベクトルで。
肉球から爪が出た。
その日からの挑戦。
無数の落下と挫折。
縄張りの闘い。
いつしか強靭な肉体と。
弛まぬ精神。
ついにぼくは。
柱上に昇りつめた。
光る雲の合間から。
赤い太陽の光。
カラスの声近く。
ぼくの街のその先が見える。
さてそれからぼくは。
もちろんぼくは。
とんだ。
子どもの頃からの。
ぼくのベクトルで。
肉球から爪が出た。
その日からの挑戦。
無数の落下と挫折。
縄張りの闘い。
いつしか強靭な肉体と。
弛まぬ精神。
ついにぼくは。
柱上に昇りつめた。
光る雲の合間から。
赤い太陽の光。
カラスの声近く。
ぼくの街のその先が見える。
さてそれからぼくは。
もちろんぼくは。
とんだ。