オルフェーヴルは強かった。
もう、この一言で全てが語れてしまうような、そんなレースだった。
三冠馬達成おめでとう。
厩舎、生産者、すべての関係者の方々に言わせていただきたいです。
ほんとうにありがとう。
個人的には、はじめて生で見るオルフェーヴルに、サッカーボーイの面影を見た。
父はステイゴールドで、確かに血は繋がってはいるが、直系ではない。
それでも、レースっぷりや、栗毛の馬体、そして流星。
全てがサッカーボーイに見えてしまう、ダブってしまうのだ。
なりとろは泣いていた。
レース後ではなく、本馬場入場するオルフェーヴルを見て・・・。
あぁ、サッカーボーイが帰ってきた。
なりとろの前に、あのサッカーボーイがオルフェーヴルの姿を借りて帰ってきてくれたんだと。
勝手な妄想に、自然と涙は流れていた。
そして。
なりとろは、サッカーボーイが勝ったマイルチャンピオンシップの時と同じ、京都競馬場の14番の柱の前に立ち、あの時と同じ額の14番の馬券を握りしめ、オルフェーヴルの三冠馬達成を見届け、また泣いた。
レース中、そして最後の直線で『サッカーボーイ!行け!!』と、何度も絶叫していた。
ほんとに無意識に。。。
競馬を始めてからの、いや、サッカーボーイと出会ってからの夢を、オルフェーヴルは全て叶えてくれた。
オルフェーヴルに対する思い入れは、ナリタトップロード、ヒシミラクル、ベッラレイアに比べると正直小さい。
でも、なりとろがサッカーボーイの姿を重ね合わせた馬は、彼が初めてだと思う。
なりとろの夢を、次々と叶えてくれたオルフェーヴル。
これからは、オルフェーヴルをオルフェーヴルとして、なりとろは応援していくと誓うから。
だから、今日だけは、サッカーボーイの面影を君に重ね合わせることを許して欲しい。
オルフェーヴル、三冠馬達成、本当におめでとう!!
明けて菊花賞当日です。
大阪は見事に晴れ上がって絶好の競馬日和です。
新聞なんかを読むと、オルフェーヴルは過去の三冠馬と空気が違うとか、距離がどうかとか、思い思いに不安な部分を書き立てています。
でも大概の人は、実力的には取ってもおかしくないのですが…と言う前置きを書いてます。
だったら本命でいいのにね(笑)
まぁ、注目を浴びるためには仕方の無いことですが…。
みんな初めての距離だし、走ってみなけりゃ解らないものね。
競馬だから何があるかわからないけど、まともなら勝つのはオルフェーヴル。
みんな思ってるようです。
確かに三冠馬は大偉業ですが、大事なのはそのあとどうかですしね。
まともなら(笑)この世代に敵はいません。
距離が延びる菊花賞では、なおさらそれが鮮明になると思います。
二着を離して圧勝すると思いますね。
ただ、同じ配合のフェイトフルウォーは一発大駆けのタイプだけに、展開次第ではオルフェーヴルに迫ることが出来る存在になるかも知れません。
もしも、フェイトフルウォーが勝ったら複雑やなぁ(苦笑)