なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

ゴールドシップ、ロングスパート!!

2013年06月20日 21時51分49秒 | 競馬

天皇賞では1本人気を裏切ってしまったゴールドシップ。

その単勝は1.3倍。

競馬場にいる、ほとんどの人がゴールドシップの勝利を疑わなかった。

 

結果は、2段スパートが不発で5着。

勝ち馬、フェノ―メノから5馬身も離されてしまった。

結果だけを見れば惨敗。

 こういう経過があって、今回の宝塚記念では3番手評価になっている。

 

しかし、なりとろの考えは違う。

ゴールドシップが圧勝するはずの天皇賞を負けたからと言って、

その評価は全く変わらない。

 

天皇賞春。

敗戦の理由は3つあった。

1. 前残りの高速馬場

2. 調教の変更

3. 直線の不利

この過程があり、ゴールドシップは負けた。

負けるべくして負けたのだ。

 

『 前残りの高速馬場 』

サトノシュレンが逃げたペースはかなり早かった。

しかし、2番手以降は折り合いもついて平均ペース。

上位入着の馬たちは、ある程度前で、しかもウチを回れた。

直線で前が止まらない傾向の馬場…。

そんな中、後ろからレースを展開したゴールドシップは、

3コーナー手前で外を回って一気に進出。

だが、4コーナーでは手応えが怪しくなってしまう。

らしくない競馬に、勝利を期待した観客は悲鳴を上げた。

 

ここで、2つ目の敗戦理由。

『 調教の変更 』

が、考えられる。

 

ゴールドシップは、レース前の本追い切りを、

いつもは坂路で行っていた。

なのに、この天皇賞前だけは、

坂路の馬場が悪いからという理由で、芝コースでの追い切りに変更されいる。

いつものレース前と違う段取りで臨む大一番・・・。

ゴ―ルドシップの中に、何か違和感のようなものが無かっただろうか。

坂路で負荷をかけられたらレース・・・。

このパターンを崩した事による見えない影響、

あっても不思議ではない。

 

そして、レース中で起こった、

『 直線の不利 』

これは、4コーナーを曲がってスグに、

ジャガーメイルの斜行による進路のカットだ。

ペナルティが付くような大きな進路妨害ではなかったが、

ゴールドシップの走りを考えるとかなり痛かった。

 

4コーナーを手応え悪く回ってきたゴールドシップ。

直線に入ると、勝ち馬フェノ―メノに一気に離された。

しかし、それを見たゴールドシップは、必死に後を追っているのだ。

VTRを見てもらいたい。

追い出してスピードに乗りかけた時、ジャガーメイルに前をカットされている。

一旦、内田騎手が追えなくなるほどブレーキを踏み、

それから外に立て直していた。

そこからまたエンジンを掛け、もう一度差を詰めているのだ。

あの不利が無ければ、2着は十分考えられたと確信している。

4角で手応えが怪しくなるのは織り込み済み。

最後までバテずにしぶとく伸びるのがゴールドシップの真骨頂なのだ。

 

実力で負けた訳ではない。

フェノ―メノとは、「上手く行った」か「行かなかった」かの差、だけだ。

 

宝塚記念は中距離だけど、あのコースは捲りが利く。

同じ芦毛で、レースの勝ちパターンも似ているヒシミラクルのように、

前を行くライヴァルたちを一気に捕まえられる。

こんどこそ、フェノ―メノは恐怖するはずだ。

後ろからギュンギュン進出してくるゴールドシップに・・・。

 

そういえば、内田騎手がゴールドシップにつきっきりで調整していると聞く。

昨年のダービー、岩田がディープブリランテに密着して調整した姿と重なる。

岩田は稚拙な騎乗で騎乗停止中だったが、

内田はレースにも乗りながら、東と西を行ったり来たりで頑張っている。

これほどの努力を、ゴールドシップが認めない訳がない。

 

勝つのはゴールドシップ。

オルフェーヴルに勝てる可能性が一番あるのが、

このゴールドシップであるからだ。

オルフェーヴルは無念のリタイアになってしまったが、

忘れちゃいけない『黄金配合』!!

 

ロングスパートで仁川の・・・いや、全世界の競馬ファンを震撼させる!

ゴールドシップこそが、オルフェーヴルの最強馬伝説の継承者だ。

  

 

コメント
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