5月25日はナルの3回忌でした。
もう丸2年なんです、ナルが逝ってしまって。
あっという間に行ってしまったナル。
母から「ナルの手術成功したよ」の報告から数時間後、母から「ナルちゃん死んじゃった」と
言われてから2年です。
ナルは病院のミスで亡くなりました。
その当時は色々でした。病院にも説明を求めたし、ナルがどうして病院で死ななくちゃならなかったのか
私たち家族はいつまでも納得できない。
2年の間に父が亡くなりました。
ナルを追いかけたわけじゃないけど、ナルが逝ってしまってから半年もしないうちに。
ナルを知る人は「ナルちゃんはわかっていたんだよ」とか「ナルちゃんはえらいね」と
ナルを褒めてくれます。
そしてうちにいるななをナルの生まれ変わりだと。
ナルは父が亡くなることもわかっていたのでしょうか。
私がナルの死を受け入れることができたのは、とある方から「ナルちゃんはそれを選んだんだよ」と
言われてからです。
ナルがなぜ私の両親の元でなく病院で亡くなったのか、それはナルが選んだからだそうです。
そんなわけないし。
だけど、ナルは教えてくれました「いつか死ぬんだよ」「それは突然訪れるんだよ」
それから半年もたたず父は亡くなりました。
ナルはわかっていたのかもしれません。父がそう長くなく、母は短い期間とはいえ父の病院へ通うことを。
自分がいたら母は大変ということをわかっていたのかもしれません。
だからこそ、ナルを知る人は「ナルちゃんはえらいね」と。
母は「ナルの面倒を見たかった」と言いますが母の手を煩わせることなく逝ってしまったのはナルなりの親孝行だったのかも
しれません。
ナル、ごめんね。
お姉ちゃんは前の日まで「明日はナルの3回忌だ」と覚えていたのに、結局忘れてしまいました。
でも、多分ナルはわかってるんだよね。
だってここにはナルの思いを受けたなながいるから。
車で寝るナル。
車で寝てるところだってそっくりとは言わないけど、ななはちょっと猫っぽくない。
この背中だって。
やっぱり似てるのです。
ななはナルじゃないけど、きっと何かナルから言づかって我が家にいるのです。
そう思えてなりません。
ナルのお友達、エルちゃん、コナちゃん、コナちゃんの兄妹のレモンちゃん、クーちゃん、くーちゃん・・・他にも亡くなっています。
きっとみんな楽しくしてるはず。
私のお友達のチェリーちゃんが昨年亡くなったけど、きっとナルたちはお出迎えしてくれたはず。
みんなで遊んでるよね。
「おねえちゃん、ななに苦戦してるな」とか「おかあさんはあちこちおでかけしてるね」とか思ってるでしょ、ナル。
その通りだよ、おねえちゃんはななに噛まれたり引っかかれたりしてるけど(おにいちゃんもね)、
楽しくしてるし、おかあさんはあちこちお出かけしたり、おねえちゃんのおうちにも頻繁に来てるよ。
それもナルのおかげだね。
ナルちゃん、おねえちゃんはおにいちゃんと一緒にななちゃんのパパとママになったよ。
おかあさんはおばあちゃんだよ。
ナルとの違いに戸惑ったりしてるけど、楽しくしてるからね。
おかあさんは、ナルちゃんの使っていた物を少しずつお片付けしているよ。
そうしないとダメなんだよね、きっと。
おねえちゃんはななとの生活で毎日充実してるよ。
あ、ななが呼んでるからちょっと行ってくるね。