つい最近、中学校時代の親友と連絡が取れました。
被災地の沿岸からは離れているので、沿岸のような津波の被害はありませんでしたが、
震度が大きかったので心配でした。
すぐに連絡を取りたかったのだけど、やっぱり薄情な私。
今では年賀状のやりとりしかしてなくて、住所以外わかりません。
いや、分かっていたんです、数年前まで。
メールアドレスも携帯もわかっていたのだけど、タイに行くときに日本の携帯は解約。
携帯そのものはバンコクにも持って行っていったし、帰国のときにももちろん、
持ち帰りました。
ところが、今回いざ連絡を取ろうと思って古い携帯を探しましたが、どこを探しても
見つからないんす。
多分、見つかったとしても充電器もどこへ行ったかわからないので電源が
入れられたかどうかもわかりません。
パソコンにデータを入れたはず!
と思ったけど、バンコクでPCが壊れちゃったときなのか、帰国して必要ないと思って
削除しちゃったのか、データがないのです。
はあ・・・。
やっぱり手書きで残すべきだった・・・。と思いましたが、
そうだ!年賀状がある、たしか写真つきのアドレス付きじゃなかったっけ???
と思い、今年の年賀状を見ると・・・
住所のみ
困った・・・困ったよ~
あ!
親友のご実家はご商売をされています。
何度もご実家には遊びに行ったし、転勤でこの地を離れた後も
泊まりに行ったりしました。
ですから、ご実家のご住所に屋号は大体覚えています。
ネットバンザイ!
ご実家の電話番号がわかりました。
でも・・・今かけたらまだバタバタしてるよなあ・・・。
ご商売内容からみたら多分忙しくしてるよなあ・・・。
突然電話したら絶対怪しまれるなあ・・・。
お父さんが出たら話がきっとなかなか通じないだろうなあ・・・。
お母さんが出てくれたらいいなあ・・・。
などなどいろんなことを考えて電話がなかなかできません。
なので、もう一度何かないかよくよくよーくよーーーーーーーく探すと、
かなり前の年賀状が出てきてそこに電話番号とPCアドレスが書いてありました。
とりあえずメールをしてみました。
メールを見る暇があるかどうかわからないし、ネットが繋がってるかもわからないので、
1週間待っても返事がなかったら電話してみようと。
でも3日目くらいから「やっぱり電話しようかな・・・」と思ったりして。
いやいや、もうちょっと待ってみよう。仕事に復帰して忙しいかもしれないし。
などなど考えていたら火曜日、携帯にメールがありました。
もう、すぐ電話しましたよ。
話をしたのはいつ以来だろう?5年くらい前かな。
地震の影響はやっぱりあったそうで、3日ほど停電したそうです。
でももう仕事にも出ていて、普段の生活に戻りつつあるそう。
でもやっぱりガソリンがないということで、地方にとってはとても大変な状態は
続いてるようです。
雪もまだ降ったりして、積もっていると。
「どうしてこんな苦痛ばかり与えるんだろう」と話していました。
私も思います。
久しぶりに話をしてお互い思ったことは
「もっと連絡とっておけばよかったね」と。
私は転勤で動くたび、ありがたいことに新しい友達ができます。
そうなると1,2年は以前住んでいたところのお友達と連絡を取っていたのですが、
だんだんに疎遠になっていきました。
転勤先から以前のところに遊びに行くととても楽しいけど、それは一瞬のことで、
すぐ戻らなくちゃなりません。
親にお願いして切符を買ってもらって遊びに行く子供の立場では、「また来るね」
とか「また行きたい」とは簡単に言えませんし、別れるときがホントに嫌で、
遊びに行こうとか連絡取ろうとか思わなくなっちゃったんです。
自分で働いて遊びに行けるようになると、もうそのときにはそのときで、
ありがたいことに友達もいるし、わざわざ遠くまで行こうとは
思えなくなっていて。
薄情なものです。
親友、今でも親友と呼んでいいのかちょっとわかりませんが、
話すとやっぱり親友なのかなあと感じます。
元気でよかったし、いつか再会できる日がくるといいなあと思います。
今回の地震で安否確認した友達、私の実家を心配してくれて連絡くれた
友達は大人になってからの友達。
「実家に帰るときは連絡するね」と言いながらなかなか連絡できてなかった友達ばかり。
1人、しなくちゃと思ってしてなかった友達からは、
こちらで震度6を観測した地震があった翌朝、安否確認のメールが届きました。
「昨日、あなたが夢に出てきたの。起きてテレビ見たらそっちで大きな地震があったから
嫌な予感がして」と。
ごめんなさい、私はあなたのおうちが、実家から近かったし、
実家近辺の被害がほとんどなかったから、大丈夫だろうと思い込んで、
連絡をしませんでした。
でもあなたは震源から離れてる場所に住んでる私を心配してくれた。
本当にありがとう。
私が思っている以上に、私を大切に思ってくれていた友達に申し訳ない気持ちになりました。
大きな地震は、親兄弟、親戚、友達etc・・・人と人とのつながりの大切さを教えてくれました。
いなくなってからでは遅い。
離れていても大事に大事にしたい、そう思いました。