道東の旅3日目は2日目と同じウトロ。
だったら連泊すればいいじゃんっと思うのですが、
こちらにも泊まってみたかったのです。
「民宿酋長の家」
こちらはアイヌの酋長さんの娘さんご夫妻の息子さん夫婦が営む
民宿。
娘さん(大女将とここでは書きましょう)は併設の民芸品店のオーナーさんみたいです。
アイヌ料理もいただけるというのでこちらに泊まりたかったんですよ。
源泉かけ流しの温泉もあるというし。
酋長の家さんに到着するとまずお出迎えしてくれるのが
かわいいですわ~
こちらのおかみさんは、本州からお嫁に来たそう。
どうしてなんでまた?と思っちゃいましたよ。だって民宿なんて大変そうですもの。
あ、ペレケさんのおかみさんも本州からお嫁に来たって言っていたな~。
そんなお嫁さんが作るお食事。
右上の揚げ物、鮭の白子を挙げています。
これが何かさっぱりわからなくて、旦那くんと「なんだろう?おいしいよね」と
話していたらお隣りさんがおかみさんに聞いてくれました。
あ、お吸い物が入ってない・・・。
酋長の家さんのお夕食は金額によって違うので、お隣に座った方はこのお料理では
なく、ちょっと豪華でカニとか食べてた~!!
そんなお隣さんとも気が合ったのか、こちらのアイヌ料理がお気に入り。
あ、ブレブレ・・・
こちらはラタシケップという直訳すると混ぜ合わせたものという意味のお料理。
この日はカボチャや木の実、豆、トウモロコシなどが入っていたそうです。
最初、なんだ?微妙だなと思ったのですが、食べていくと何だか病みつきに
なっちゃいそう、いや病みつきになりました。
お食事中、大女将がお食事の説明をしてくれたりアイヌのお話を
してくれたりして、これもここに泊まりたいと思った理由の1つ。
私はラッキーなことに、お風呂で大女将とご一緒することになり、
そこでもいろいろお話をすることができました。
民宿は息子さん夫婦に全てお任せで、お料理はおかみさんが全て手作りで
頑張っていると。しっかりアイヌ料理の作り方、受け継いでいるそうです。
そしてお料理ですが「うちは連泊すると豪華になるわよ~(^O^)」という
情報をいただきましたので、次回は連泊してみようかしら?
と思案中です。
あ、お風呂は源泉かけ流しの温泉。
お風呂そのものは小さく、3人が限界かな。
混雑時は時間をずらしたりしないとなりませんが、源泉かけ流しの熱めの温泉は
とても気持ちよかったです。
こちらは朝食。
ごはんのお供ばかり~。
鮭、とてもおいしかったんですよ。
同じものが旦那くんにもあったんですけど、食べきれなかった私の分を
食べた旦那くんが「こっちの方がおいしい」と。
鮭も場所によって味が違うし、同じ鮭の切り身とは限らないのでね。
得しちゃった♪
夕食も朝食もお茶はシケレベ茶のサービスあり。
朝食時は牛乳とコーヒーサービスがあります。
シケレベ茶はシケレベという木の実のお茶。
あ、そういえばラタシケップに入ってる木の実ってシケレベじゃなかったかな~。
こちらのオーナーさん、とっても気さくな方で、
この旅で宿泊するペンションのオーナーさんともお知り合いでした。
「北の宿30人会」という北海道各地に広がるペンションオーナーの会があり、
こちらでご一緒しているとのこと。
この会の企画で、「これ持って行くとビール1杯もらえるよ」という地図と
宿泊施設2軒分のスタンプでプレゼントに応募できるという葉書があり、
そちらをいただいてオーナーさんとはお別れ。
北海道を旅して、同じ場所で2泊したことは今までありませんでした。
学生時代から1人で北海道を回っていた旦那くんも初めての事。
丸2日以上滞在したけど、それでもまだ足りないなあと思う知床。
そして冬は嫌い、雪は大嫌い、寒いの大大大っきら~い!なんだけど、
ちょっと来てみたいなと思わせてくれた知床。
とても魅力的な場所です。