とても寒い朝でした。
この日の最低気温はわかりませんが、翌日は糠平1,7度まで下がったそうで。
さすがにそこまでは下がらなくとも、冬の気温だったことは間違いないです。
部屋の扉を開けると
牛乳が配達されていました。
中村屋さんのサービスの1つです。
気温同様冷たい牛乳を一口飲み、
私たちは早朝のぬかびら散歩へ出かけました。
ガイドはひがし大雪自然ガイドセンターの上村さん。
この日の参加者は私たち2人だけ。ちょっとラッキーです。
2キロくらいの距離は1時間弱歩きます。
本当はタウシュベツアーチ橋を見たくて、糠平への旅行を計画したのだけど、
今年の北海道はみなさんが知っている通り、梅雨がないはずなのに雨が降り続き、
さらに台風が4つも襲う事態。
アーチ橋は予想より早く沈んでしまいました。
糠平はとにかく今年の雨量が多くて、降水量の記録を更新しています。
長年住む地元の方が「こんなに降ったのは初めて」とおっしゃっていたそうで。
そんな雨はかなり糠平を変えていました。
どこからか流れてきた木
ホントはこの位置じゃなかった案内。
この案内の前にある川、元々はここが歩けたそうで、この川は新しく
流れができてしまったそうです。えぐれたというかえぐられたというか。
なのでこの橋も以前は真下から撮影できたそうです。
上村さんは新しくできた川に倒れた木を渡って向こう側へ行ってみたと。
その木は私も見たけど、観光客が渡れるレベルではありませんでした。
でも、たぶん近いうちに簡易の橋を作るのでは?と思われます。
そんな中、紅葉も始まってます。
湖はホントは見えにくかったそうですが、木々が台風で倒れたりしてなくなっちゃって
見通しが良くなったそうです。
こちらは元線路。
この先には行かず、ここまでで戻ります。
ゴールはこちら。
糠平湖はダム湖です。ということはダムがあります。
あの台風の前から、梅雨が無いはずの北海道はジメジメしたお天気が
続いていて山は限界を超えるほどの水分を含んでいました。
台風の前にダムの水は放流されていたけど、それでもだめで、
下流の地域が大変な被害を受けました。
あの台風の時、山から石や岩がたくさん流れてきたそうです。
その時、岩同士ぶつかったそうで、その時の音は雷のような音。
そして、石がぶつかると火おこしというのかしら?火花が散ったそうで、
きな臭いというか、そういう臭いがしたそうです。
なんとも言えない、どう頑張っても自然には太刀打ちできない、
今回の旅はそれを思い知らされる旅です。
糠平湖でお茶をしたあと、中村屋さんへ戻りながらタウシュベツのお話。
タウシュベツ、冬も見ることができます。スノーシューでお出かけする話とか、
そんな話を聞いていたら冬も悪くない、
そう思い始める私。でもな~寒さに耐えられるか?それだけが心配です。
「歩いたから朝ご飯、おいしいですよ~」と上村さん。
その朝ご飯がこちら。
地元産の素材を生かしたお母さんの味に近い素朴なおかずが並ぶバイキング。
地元産の納豆がすごくおいしかったのが印象的。
そして驚いたのは、一部のアルコールがサービスなの~ぉ(≧◇≦)
でもね、運転するかもしれないし・・・断念。
お近くのテーブルでご夫婦が朝から楽しんでいてちょっとうらやましい。
連泊なのかな?バスで帯広に戻るのかな?
どちらにしてもうらやましい限りです。
デザートはでんぷんから作られたわらびもち。
短い糠平滞在も終了です。
フロントのFさんには予約時点からお世話になりました。
たまたま小さい頃、私が今住んでいるところに住んでいたということで、
チェックイン時からローカル話に花が咲いちゃいました。
女子トークに旦那さんはなかなか入ってこなかったねー。
そんなFさんともお別れです。
外湯めぐりも途中だし、タウシュベツも見たいし、また来ますね。