12月に旅した大分。
残すはあと1日、最終日のお天気は雨の予想。
午前中はなんとか持ってほしかったのですが・・・。
それでも、別府一番の観光、「べっぷ地獄めぐり」をしました。
地獄?なんで地獄なの?と思いますよね。
HPによると
鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、
近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれています。
そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいます。
別部地獄めぐりは「別府地獄組合」に属している8つ。
2000円で8つすべて巡れるチケットがあります。私達はそれを買って巡ることに。
8つの地獄の他にも地獄はありますが、そちらは組合に属していないのでこのチケットでは入場できませんので
ご注意ください。
べっぷ地獄めぐりは、自分たちでめぐる方法と、ガイドさんとツアーでめぐる方法があります。
ツアーの場合はこちらのバスで移動です。
傘が用意されているようで、傘もお揃いの鬼のパンツ柄で可愛かったです。
私達が最初に行ったのは「海地獄」
中へ入ると睡蓮が。
大鬼蓮があるとのことでしたが、見つけられませんでした。温室も見たんですけどね。
海地獄と言うけど、この画像からは全く海地獄が想像できません。
でも、実物を見てわかりました。
今から約1200年前、貞観九年正月、鶴見岳噴火と共に出来た熱泉のひとつが海地獄。
水面が海のようなコバルトブルーに見えることからその名が付けられるようになりました。
温度は約98度あり、泉脈まで深さは200メートル以上と言われています。
泉質は酸性、水面が青く美しく見えるのは、温泉成分に“硫酸鉄”を多く溶解しているためだそうです。
海地獄のそばにある次の地獄は「鬼石坊主地獄」。
明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。
灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。
こういうの見ると、触ってみたくなっちゃうよね~。
触れないけど。
次はかまど地獄。
泉温98度の温泉が噴気とともに湧出。古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、
地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来だそう。
かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池があります。
かまど地獄には飲む温泉や蒸し湯などの体験コーナーがあります。
この地獄を見ていたら、スタッフのおじさんが説明しながら煙を使った実験をしてくれました。
動画アップできないのが残念・・・。
このあと、青い地獄を触らせてくれました。
冬の寒い日の朝は温度が下がるそうで、触れるほどの温度になるそうです。この日は雨だから更に下がったかも。
夏は絶対に駄目だとおじさん言ってました。相当危険だそうです。
画像はないのですが、足湯もあります。
地獄めぐりの地獄には足湯があるところがいくつかあるのですが、かまど地獄はタオルを無料で
貸してくれます。
お友達はタイツを履いていたので、断念しようとしたのですがそれを知ったスタッフさんがすぐに
トイレに着替え台があることを小声で教えてくれました。
かまど地獄は、スタッフさんがよくお客さんを見ていて、楽しんでもらうためにいろいろ気を遣ってくださって
いるなあと感じます。
それに猫好きにはたまらない飾りも。
可愛すぎる~。
体験コーナーも足湯も猫も楽しいかまど地獄です。
こちらは鬼山地獄の鬼のへそを触るお友達。
なにかいいことあるかも~と私も触ってみました。
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれ、大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、
ワニ飼育を開始しました。 現在、クロコダイル、アリゲーターなど、約80頭のワニを飼育しているそうです。
白池地獄は落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池で、青みを帯びた白色をしています。
これは、噴出時は透明な湯が、池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するため。
敷地内には熱帯魚館、県指定重要文化財の向原石幢、国東塔、郷土美術が展示されている「二豊南画堂」等があります。
白池地獄は熱帯魚感がすごかったです。
生きた化石と呼ばれるピラルクはじめ、
規模は小さいとHPには記載されていますが、20種類の魚を飼育しているそうです。
アロワナやアリゲーターガーもいました。
地獄めぐりもあと2つ。
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、「赤い熱泥の池」。 地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし
生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まるそうです。
雨が結構降ってきたので外に長くいられず残念。
売店では修学旅行生がたくさん買い物していました。
それぞれの地獄に売店はありますが、海地獄と血の池地獄の売店がとても大きいです。
血の池地獄ではこのような軟膏も販売されています。
ガイドブックでこの軟膏のことを知って買ってみました。
まだ使っていないので効果はわかりません。
しもやけ、ひび割れ、やけどなどに効果があるようなので、私にはぴったり。
その時がきたら使ってみます。
地獄めぐりも最後の龍巻地獄へ。
龍巻地獄につくと、ツアーバスのお客様がいました。
ということは、時間的に見られそうです。
何が見られるかと言うと、
写真じゃ地味だな・・・。
別府市の天然記念物にも指定される間欠泉が龍巻地獄。豪快に噴き出した熱水は、
屋根で止められているが約30mほど噴き出す力があります。
ということで、間欠泉でした~。
だいたい30分に1回のペースで噴き出すらしく、良いタイミングで見ることができました。
雨も結構強くなっていたから良かったです。
8つの地獄すべてめぐりました~。
スタンプラリーも完成です。
久しぶりにスタンプラリーするアラフィフ女子2人。
なかなか楽しかったですよ、これは。
地獄めぐりのあとは温泉に入ります。
いくつか候補がある中で選んだのは別府駅近くの温泉。
こちらは別府駅。
駅名の前に温泉マークっていいね、いいね~。
サンタクロースの銅像は誰?
この方は油屋熊八さん。
別府観光の生みの親と言われている油屋熊八は、別府を観光地にしようと、別府港に桟橋を作る運動をしたり
観光バスを通して日本で始めてのバスガイドを乗せたりしました。地獄めぐりも温泉マークも油屋氏のアイデアです。
「山は富士、海は瀬戸内海、湯は別府」というキャッチフレーズを考案し、
このフレーズを刻んだ標柱を富士山山頂付近に建てたのをはじめ、全国各地に建てて回ったそうです。
この別府駅近くにある温泉がこちら。
駅前高等温泉です。
別府駅前通りに面していて、大正13年に建てられた大正洋館風の外観が印象的な温泉施設。2階の大広間には休憩室を設けており、
予約すれば安価で宿泊ができます。
温泉は、半円形の湯船に無色透明の湯がかけ流しになっている“あつ湯”と、市営・町営の温泉施設で初めての
檜風呂 “ぬる湯”の2種類。
あつ湯、ぬる湯、それぞれ200円です。
お客様がいらしたので中の写真はありません。
受付のおじさまのお話だと、あつ湯は50度ほど。
なのでぬる湯に。
ぬる湯は湯船が2つ。2つの湯船の温度が違っていて、中であつ湯、ぬる湯がある感じでした。
受付のおじさまは、ちょっと怖くてぶっきらぼうな感じがしましたが、お風呂の説明をしてくれて、
スリッパを出してくれたり、この日の雨の話をしたり。
お見送りもしてくださって、本当は優しくてサービス精神旺盛な方でした。
3泊4日の大分旅行も終わりです。
脳内旅行で終わる可能性が高いのに、実現することができたのはお友達のおかげです。
あっという間に日程が決まり宿泊先も決まったんです。私達ってこんなに行動力あったかしら?
と思うほど早かった。
今思えば、12月早々に行ってよかったです。もし1月に計画していたら多分中止するしかなかったし。
あ、お友達だけじゃないわ。
お家を留守にすることを許してくれたお友達のご主人さまのおかげでもあります。
なかなか3泊4日でお友達が来るから家を留守にするって、許してくれないですよ。
きっとお友達がいつもご主人さまを大事にされているからだと思うんです。
そういえば、バンコクにいるときもお友達、ちゃんとやってたな~と思ったことがあります。
もちろん、それは普通のことなんでしょうけど。
話を聞くとホントに家族が仲が良く、コロナ禍でいかに楽しく過ごすかを夫婦で見つけて楽しんでいるし、
とても良いご夫婦なんだなと想像。
お友達とひたすら飲み、食べ、喋りまくった4日間。
温泉にもたくさん入り、地元の方とお話をしたりして、体も心もデトックスできました。
お友達よ、本当にありがとう。
また会える日を楽しみにしてるねー。
大分はたくさんの温泉があって、まだまだ知らない温泉がたくさんあります。
コロナが早く落ち着いて、行きたいときに自由に行けるようになってほしいと願うばかりです。