薬師寺 好胤説法
高田好胤
学生社
ずいぶん前に本を読むようになった時に亡くなった祖父の部屋の本棚に高田好胤さんの
心―いかに生きたらいいかなどの
本が数冊ありました。
薬師寺が奈良にあるのも知らず何気に読み始めました。
説教くさく無く人の道を説く内容に感銘したことを今でも鮮明に覚えています。
薬師寺の再興願って奈良を飛び出し全国行脚とは言え講演会が各地域で開催されました。
百万巻の写経を高らかに宣言しその流れから盛岡市にもきました。ユーモアたっぷりな話しには引きこまれました。
その会場であまり考えもせずに写経用紙を買い求めました。
あれからすっかり高田好胤さんのことも薬師寺のことも忘れていました。
寺をまわりご朱印を集め、写経やら座禅をする機会を持ちました。
自分が仏道にふれる機会を最初に持ったのが高田好胤さんだとその思いに至りました。
名だたる高僧は数多く輩出されて来ました。その高僧において高田好胤さんに勝る高僧に会える日が来ますようにとせつに願わずにはいられません。
