バックカントリー

岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

反戦僧侶三羽ガラス

2025-01-18 17:36:00 | 御朱印
反戦僧侶三羽ガラス
時代に抗い仏法に生きた反骨の人
高木 顕明
竹中 彰元
植木 徹誠
講述 大東 仁著
ときわ業書
発行:真宗大谷派京都教区靖国問題学習会
 そもそも宗教団体や僧侶達が戦争を賛美し若者たちを自ら率先し天皇陛下の元に戦場に送リ出していた事はつい最近まで全く知りませんでした。
 良く考えると戦国時代の武将のかげに宗教団体やら仏様のかげがちらつきます。
 それは武将の兜の中には、小さな兜仏を忍ばせ戦国時代は戦っていたようでした。
 この本は本来の仏の道と相反する行為をした。真宗大谷派の間違いを正すために時の権力と戦った反戦僧侶三羽ガラスが取り上げられています。
 一生他殺この言葉がすべてを物語っているようでした。
 そこに自身が頭に思い浮かべた言葉があります。以下を引用します。
チャップリンの「殺人狂時代」で主人公の台詞 (「一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生む。数が(殺人を)神聖化する」。
 お寺さんには日進日露戦争から第二次世界大戦にかけて亡くなった英霊が数多く祀られている所があります。
 町の人、僧侶達により、万歳三唱され戦地に送られて行きました。今や無謀と言える戦争で亡くなりました。
 後に英霊としてからの骨つぼとして帰還します。
 そして寺に祀られる何かむなしいものがそこにはあります。
 自身が帰依している曹洞宗においては特攻機には曹洞何号と名前までつけられて日本軍にしいては天皇陛下様に献上仕っていたようでした。
 外地にまるでコンビニのように各地にお寺がたち深刻な僧侶不足に陥りました。。そこに田舎の僧侶たちがその外地に次々に派遣されていたようでした。まさに国家総動員体制で戦争に挑んだわけでした。
 一番興味深かったことは
植木等さんの父が徹誠 だったこと(笑)
 この本は非売品になり一般の目に触れられる事はありません。県南の図書館に蔵書としてありました。それを市立図書館を通して貸し出して読みました。
 
 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 焼肉・冷麺 ヤマト 冷麺まつり | トップ |   
最新の画像もっと見る