そんな時代かありました。<Aくんの勇気。>

A君と駅で電車を待っていたら
飲んでいるのか...

男がふらつきながら
僕らのところへやってきた

そして高校生の僕らに
「おい、ちょっと火をかせ。」と言った

「持ってません。」僕が答えると
「持ってない、火ぐらい持っていねぇのか。」

そう言って駅とは反対側へ歩いて行った
「何だあいつ、許せネェ。」

A君は僕とはそこがちょっと違う
怒って男を追いかけようとした

「いいよ いいよ。」
僕はなんとか彼を止めて

ポケットからライターを出してみせた
「あんな奴に貸したくなかっただけ..」

A君がちょっと笑った

そんな時代かありました。<電車に乗って>

高校三年の時、電車で帰宅途中、
中学時代の友達に偶然に出会った

彼は仲間二人と一緒で
昔とはずいぶん違っていた

そしてポケットからタバコを取り出すと
車内でプカプカと吸い始めた

一人が僕にタバコを差し出すので
仕方なく受け取ると僕も吸った

ほとんど吸った経験がなかったので
プカプカとふかしていた

三人が床へタバコを投げ捨てて
足で踏み消していたので

僕も同じように投げ捨てて
足で踏んで消そうとした

ところが 僕の靴は
底がかなり磨り減っていて薄かった

素足に近い薄い部分へ
タバコの700度..の火

「あぢーッ」

　　

　　

コメント

 

 

 

 

• 
• 
• 
• 

あの日のロッキー。<オシッコの話>

水鉄砲のように
「ピュッ、ピュッ」と

やたらキレがよかった
ロッキーのオシッコ..



亡くなる一年くらい前から
「タラタラ、タラタラ..」

本人も困っていたな
以前はお相撲さんの四股みたいに

まっすぐ足を上げて
カッコよかったけど...

足もちょっと上げるだけ
最後の頃はその足も

上げなかった
手を抜いていたわけじゃ なくてね



　☆＊＊＊＊＊☆

<北野たけしさんの名言>

「世の中 みんないずれ気づくんだろうけど
早く気づいたもん勝ちだね。」

暴走族やってる奴も..
パチンコに夢中になっている奴も...

何もしないで親のすねをかじっている奴も
毎晩酒ばかり飲んで愚痴っている奴も...

「まてよ、将来俺はどうなるんだ。」
「俺はいったい何をしてるんだっ」

ってね。


<画像 2008年>