
高校三年の夏、
泳げない僕は、
少しでも泳げるように
なりたくて
夜、友達と二人で
学校のプールへ忍び込んだ
月明かりの中で
プールに一本太い木材を浮かべ
それにつかまって
必死に練習をした..
でも結局、むなしい努力では
ありましたが...
☆*****☆
そして時間がたつと、
かなりおなかが減った
近くのハウスへ忍び込んで
トマトとキュウリを
黙っていただいて
友達と食べた
☆*****☆
その帰り道...バイクで走っていると
たくさんの赤いランプ
一斉検問だ、
若い警察官が近づいてきて
「こんな時間にどこへ行くんだ。」
「学校から家に帰るところです。」
「どこの学校だ。」
「○△です。」
「定時制か、」「はい。」
ヤバイ、ばれる
「気をつけて帰れよ。」
「はい。」
おまわりさんが
地元の人でなくて助かった
