
僕の祖母は祖父の三人目の奥さんで
僕とは血縁関係がない
でも両親が仕事で
離れて暮らしていたので
少年時代 僕は
祖父母に育てられた
☆*****☆
僕の母はとても厳しい人で
すぐに手が飛んできた
でも 祖母はとても優しくて
一度も叩かれたことはない、
授業参観にはいつも祖母が来ていて
たまに母が来ると友達から
「お母さん、二人いるの..」
と聞かれた
☆*****☆
ある日、
学校へ行きたくなくて
「腹が痛い。」と祖母に言うと
「休んで 寝てな。」
誰もいない部屋で
風の音を聞きながら僕は..
まるで違う世界にいるような
不思議な気がした
☆*****☆
そしてその日も僕は「腹がいたい。」と言って
学校を休んで寝ていた
すると午後になって、
本当に腹が痛くなってきた
ズル休みして神様のバチが当たったのかな...?
困ったな。
痛みは治まらないし
僕はたまらず...
祖母に
「おばあちゃん、腹が痛い。」
「だからお前、
学校休んで寝てるんだろ。」
「違うよ、本当に痛くなっちゃったんだよ。」
「えっ・・、?」

おばあちゃんはネコが大好きで
いつも側にネコがいた
自分は食べないで
ネコには食べ物をあげていた
よく似ているな
僕も・・・
