coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

「夕陽の思い出。」の巻。

2016年03月12日 10時10分34秒 | Photo diary
 

その頃はまだ上田城跡公園の下を
電車が走っていて

父と母に「いいか、トンネルを抜けて
鉄橋を渡ったら降りるんだよ。」

何回も言われて 当時 小学校低学年の僕は
緊張して電車に乗っていました

 ☆*****☆

父と母とは仕事の関係で
離れて暮らしていて

年に何回かおいしいものを食べて
また僕は一人で帰ってきたのです

 ☆*****☆

言われたとおりにトンネルを抜けて
鉄橋を渡り殿城口という駅で電車を降りると

家へ向かって歩き出しました
気づくと

右手の北アルプスの山並みが
真っ赤に夕焼けしていて

僕は急にさびしくなって
泣きながら走り出しました

  

泣いても泣いても
涙が止まりません...

やっと家にたどり着くとそこには
祖母と祖父の笑顔がありました


「僕、迷子になったんです。」の巻。

2016年03月12日 09時38分31秒 | Photo diary


父は映画が好きで
よく僕を連れて行った

でも4~5歳の僕に
かかっていたのが新吾十番勝負

かなり無理があった
意味が分からないので..

「ねぇ、なんで、なんで」と
しつこく聞くから...

父は面倒くさがって、
いい加減な返事をする

僕は館内をうろうろ 
しはじめて.

映画館から外へ出てしまった
道をトコトコ 歩いていて気がづいた

「あれ、父がいない。」
慌てて戻ろうとするが

さっぱり分からない...
「ゥアーン。」僕は大声で泣き出した
  
  
  ☆*****☆

異変に気づいた父は
僕を探し始めた

館内をいくら探してもいないので
「外へでたかもしれないな。」

外の通りへ出て探し回っていると
5~6人の子供のかたまりが歩いていて

その先頭ですごい声で
泣いている僕を見つけたそうです