coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

そんな時代かありました。<バンド時代。>

2016年03月17日 16時13分07秒 | Photo diary


ドラマーのUさんは父がアメリカ人
母が日本人のハーフでした

ある日、写真を一枚持ってきて
「親父の写真、これしかないんだ」

「焼き増ししてくれないか」
「いいですよ。」

セピア色の古い写真を
僕に渡すUさんはどこか寂し気に見えました



  ☆*****☆

フィリピンショーのダンサーを
Uさんは好きになって

奥さんと可愛い娘さんが二人いるのに
ダンサーの女の子と結婚したのです

何も知らない僕は
女の子にチョコレートをあげると..

Uさんが
「お前、ずいぶん安くつろうとしてるな...」

笑いながら そう言われました
そして ある夜、



 ☆*****☆

Uさんが
「二万円、持っていないか..」と僕に

困り果てた顔で聞いてきました、
「もっているわけ、ないか.」

確かにいつもなら三千円ぐらいしか
持っていない僕が..

この日に限って
二万円も持っていたのです

それは神様に試されているような
不思議な出来事でした

 ☆*****☆

ダンサーの彼女のビザが切れるので
「今から東京へ行かないといけないんだ..」

でも僕は「ありますよ。」とは
言えませんでした

今もどこかに引っかかっている
あの夜の出来事なのです・・・


ロッキーの「ハッケヨイ、ノコッタ。」

2016年03月17日 12時13分23秒 | Photo diary
  

お相撲が始まって
いつも思い出すのは

散歩しているときの
ロッキーの後姿..

魁皇そっくりで、
のしのし

そして 突然 「ダダダダ、」
素早い動き、

魁皇は引退して
ロッキーもいなくなってしまった

 ☆*****☆

「ハッケヨイ、ノコッタ」
「ツッパリ、ノドワ、張り手、」

お相撲を見ながら僕らは
いつもふざけて遊んでいました

  

ロッキーはすぐに手を
ついてしまうので

僕が「はい。ロッキーの負け、」と言うと、
「ワンワンワン...」怒っていましたね

 ☆*****☆

時計が五時を過ぎて
取り組みが面白くなってくると

きまって、ロッキーは
「散歩に行く。」

「ちょっと、待って今いいところだから..、」
僕が愚図っていると

 

「ワンワンワンワン..」
「行く行くいく...」

今はロッキーがいないので
相撲はゆっくり見られるのですが

でも どこかさびしい..
お相撲の時間なのです



「散歩にいこう。」