coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

「ロッキー、友達がきたよ。」の巻。

2016年03月24日 15時42分55秒 | Photo diary


庭には梅の花が満開、
ふと屋根を見ると

たまに遊びに来ていた
ハト、



「ロッキーはもう
いないんだよ。」



ずっと帰らないハト
「ありがとうね。」



 ☆*****☆

ロッキーが毎日行っていた
誰もいない家の庭に

きれいに
花が咲きました

冬中、
肥料あげていたもんね...


そんな時代がありました。<一言で変わった人生>

2016年03月23日 12時38分00秒 | Photo diary


それは僕が運送会社で
鋼材を運んでいた頃のことです

時間にいつも追われていて
無理な姿勢で仕事をして

腰痛になってしまいました
整骨院へ行っても

なかなかよくならず
所長に対する不満もあり

「もう少し軽いものを運ぼう」と
会社を辞めてしまいました

職安で仕事を探していると
写真の集配員の募集、

給料もほかより
破格の安さ、仕事が楽なのかな...?



  ☆*****☆

ちょうどその 一ヶ月前
山が命というTさんは

夏場は暇な写真業界なので、
一ヶ月まとめて休みをとって

毎年、
海外の山へ登っていたそうです

ある夜の飲み会
「俺はこんなところで終わるつもりはない」

と、Tさんが同僚に話しているのを
後ろで社長が聞いていたのです

翌日 Tさんが会社へ出てくると
社長が厳しい顔をして

「ここにいるつもりがないなら
今すぐ辞めろ。」

 ☆*****☆

僕はTさんには会ったことはないけど
きっと男らしい人なのでしょう..

そして今も 山へ登っているのでしょうか
僕は絶対に登りません..頼まれても..


「雨にも負けず・・。」の巻。

2016年03月21日 20時27分44秒 | Photo diary
<2014.5>


雨にも負けず
風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち

慾はなく
決して怒らず・・

 ☆*****☆

雨は嫌い
風はもっと嫌いで

雪は好きだったけど
夏の暑さはまるっきりダメ、

欲はない が
食べ物への恐ろしいほどの執着心

それに よく怒っていたな
ロッキーくん、



 ☆*****☆

嫌なことは嫌だと言って
誰に媚びることもなく..

いつも堂々と
生きていたけれども...

花火の大きな音とか
でかい犬にほえられたら

僕を突き飛ばして
逃げていったっけ

 ☆*****☆

そういうものに
わたしはなりたい 


そんな時代かありました。<月夜のプールで>

2016年03月20日 19時37分31秒 | Photo diary


高校三年の夏、
泳げない僕は、

少しでも泳げるように
なりたくて

夜、友達と二人で
学校のプールへ忍び込んだ

月明かりの中で
プールに一本太い木材を浮かべ

それにつかまって
必死に練習をした..

でも結局、むなしい努力では
ありましたが...

 ☆*****☆

そして時間がたつと、
かなりおなかが減った

近くのハウスへ忍び込んで
トマトとキュウリを

黙っていただいて
友達と食べた

 ☆*****☆

その帰り道...バイクで走っていると
たくさんの赤いランプ

一斉検問だ、
若い警察官が近づいてきて

「こんな時間にどこへ行くんだ。」
「学校から家に帰るところです。」

「どこの学校だ。」
「○△です。」

「定時制か、」「はい。」
ヤバイ、ばれる 

「気をつけて帰れよ。」
「はい。」

おまわりさんが
地元の人でなくて助かった


「花より・・・。」の巻。

2016年03月20日 16時03分15秒 | Photo diary


散歩が大好きなロッキーと
あまり好きではない僕..

いつもいっしょに..

変わって行く季節の中を
僕らは歩いていました



そして今は
思い出の中を歩くだけ..

季節は変わって
行くのに

 ☆*****☆

椿が咲きました
梅の花が咲き始めました

水仙も もうすぐに咲きます
ロッキーが歩いていた庭に...



「チーズ、...ちょうだい。」

母と僕の夏休み。

2016年03月19日 07時08分33秒 | Photo diary
 

夏休みに絵日記を書くのを
サボっていて

最後の日、母に手伝ってもらって
何とか書き上げた

 

学校へ持っていって
担任の教師に見せると

とてもよくかけていると
褒められた

家に帰って
母に話すと

母はとても喜んだ
来年も期待できると思った

 

夏休みが終わり
登校する朝に、

工作を忘れていたことに
気づいた

すると父が
のこぎりを持ってきて

横にあったカマボコの板で
四隅を切って足にして

首をつけて
亀を作ってくれた

僕は学校へ持っていくと
気づかれないように提出した

すると教師が「だれかなこれを作ったのは...」
「僕の父です。」

 

メダカの兄弟。

2016年03月19日 06時54分53秒 | Photo diary


10匹もらったメダカが
気がついたら3匹になっていた

どこへ行ったんだろう
タニシに食べられちゃったのかな..?



とりあえず
タニシを水槽から出してみた

一度の出産で
タニシは100匹以上増えるから脅威、



今年はメダカも
子供を産むかな...

それより
メスはいるのかな...



「いないんじゃない....。」

室温16℃の雨の朝。

2016年03月19日 05時46分41秒 | Photo diary


ロッキーがいたら
こんな朝は

僕が五時に起きて
パソコンを始めるから

嫌な顔をして
横目で見ているだろうな..



外は雨..
ゆうべはオークションで

久しぶりに
古い液晶テレビを2000円で落札したら..

送料のみで
商品代金はいらないって

連絡が来た
いろんな人がいるな...



僕の10インチの
ブラウン管テレビは

寒いと機嫌が悪くて
勝手に消えてしまう

買ったテレビ
映ればいいな...





そんな時代かありました。<Tくんの笑顔。>

2016年03月18日 14時01分09秒 | Photo diary


T くんは小学校の時、同じクラスで
よく僕のところへ笑顔でやってきた

でも僕は 特別仲良くしたいとは
思っていなかった

T くんの兄さんは傷害事件を起こして
少年院に送られたりしていた

僕はT くんとよく取っ組み合いの喧嘩をしたけど
怖い兄さんは一度も出てこなかった

T くんは僕のこと
兄さんには話さなかったのかな...

 ☆*****☆


商店街で買い物をして
券を15枚集めると

「西郷輝彦ショーへ ご招待」
と いうイベントをやっていて

僕は11枚を何とか集めたが
後 4枚が なかなか集まらなかった

学校で友達とその話をしていると
T くんがやってきて「券ならあるよ。」

「ほら、」
15枚持っていた

それを全部 その欲しがっている
友達にあげると僕には

「明日、四枚持ってきてやるよ。」
そう言った

僕は 嬉しくて飛び上がった
でも 翌日、彼は学校へこなかった

T くんの兄さんが
店で券を盗んだことが分かって警察に捕まったのだ

 ☆****☆



それから三年が過ぎて
僕は高校へ入学が決まって

家にいると
ひょっこり Tくんがやってきた

僕はそっけない態度で接していると
T くんはすぐに帰って行ってしまった

母はそれを見ていて
僕をすごく怒った

自分の都合でつい
身勝手なふるまいをしてしまう

「悪かったな」とあの時のことを
今も思い出している僕です

T くんは兄さんとふるさとを離れるので
その最後の挨拶に来たことを後から知りました


あの日のロッキー。<9℃の朝に>

2016年03月18日 06時12分45秒 | Photo diary
  

ロッキーがなくなって
もうじき四ヶ月、

ずいぶんたった気も
するけど..

  

一昨日、夜中の三時に
「ワンッ。」と言う ロッキーの一声、

隣の部屋を見に行く
勇気もなく...

そのまま寝てしまったけど
あれは、ロッキーだったのかな...?

  

春はやってくるのに
いないんだね..

君のきらいな
風が吹いているよ...

 

そんな時代かありました。<バンド時代。>

2016年03月17日 16時13分07秒 | Photo diary


ドラマーのUさんは父がアメリカ人
母が日本人のハーフでした

ある日、写真を一枚持ってきて
「親父の写真、これしかないんだ」

「焼き増ししてくれないか」
「いいですよ。」

セピア色の古い写真を
僕に渡すUさんはどこか寂し気に見えました



  ☆*****☆

フィリピンショーのダンサーを
Uさんは好きになって

奥さんと可愛い娘さんが二人いるのに
ダンサーの女の子と結婚したのです

何も知らない僕は
女の子にチョコレートをあげると..

Uさんが
「お前、ずいぶん安くつろうとしてるな...」

笑いながら そう言われました
そして ある夜、



 ☆*****☆

Uさんが
「二万円、持っていないか..」と僕に

困り果てた顔で聞いてきました、
「もっているわけ、ないか.」

確かにいつもなら三千円ぐらいしか
持っていない僕が..

この日に限って
二万円も持っていたのです

それは神様に試されているような
不思議な出来事でした

 ☆*****☆

ダンサーの彼女のビザが切れるので
「今から東京へ行かないといけないんだ..」

でも僕は「ありますよ。」とは
言えませんでした

今もどこかに引っかかっている
あの夜の出来事なのです・・・