濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

1998年8月20日

2016年02月04日 | ひとりごと・・

この日を覚えているだろうか?
年号と日付を聞いただけで「あっ!」と、記憶が蘇った人は殆どいないと思う
しかし、「甲子園」「延長17回」というキーワードが加わるとかなりの人が反応する

この日、甲子園球場では「第80回全国高等学校野球選手権大会準々決勝」が行われた
第1試合は、南大阪代表「PL学園」と東神奈川代表「横浜高校」との試合だった
試合は7-7の同点のまま延長17回へ

17回の表、横浜高校の攻撃
PLのレフト田中一がダイビングで外野フェンスにぶつかりながら好捕して2アウト!
しかし、次打者の柴が悪送球で出塁、常盤の2ランホームランで横浜が2点を勝ち越す

17回の裏、2点を追うPL学園だったが、三者凡退で試合終了
最後の打者田中雅を見逃しの三振に抑え松坂は17回、250球を1人で投げ切った
これが、PL学園対横浜延長17回という甲子園史上でも記憶に残る試合となった

そして、その翌日、横浜高校は高知代表「明徳義塾」との準決勝
前日のPL学園対横浜延長17回の余韻が冷めやらぬなか、横浜高校は6点差からの
逆転試合を演じ決勝に進出する。この日、打で大活躍したのが後藤武敏(DeNA)だ!

1998年8月22日(決勝戦)
横浜高校、決勝戦の対戦相手は「京都成章」
横浜高校の先発は松坂!結果は3-0と完封!しかし、ただの完封ではない!
大輔は、決勝戦でなんと!ノーヒットノーランを達成!
この年、横浜高校は春・そして夏を連覇した!



と、横浜高校を贔屓目に書いてしまったけど、これはしょうがないこと
地元であること。また、DeNAには、横高OBのコーチ・選手が8人も在籍していた
なかでも、ゴメス、多村、荒波、石川、筒香など、球界を代表する名選手ばかり

これに若手の倉本、乙坂が続き、現役を引退した小池コーチ(松坂世代)も横高OB
残念ながら、昨シーズンまで在籍した多村が中日へ移籍、今季から7人となったが・・



さて、そろそろスポーツ新聞でもセンバツの話題が記載されるようになってきた
残念ながら神奈川県勢は出場なし!

とはいえ、全国の名門といわれる学校が出そろったが、春夏通算7度の甲子園優勝を誇る
PL学園、野球部は15年度から新入部員の募集を停止、いま、廃部の危機に直面している
おなじみ、甲子園全国大会での人文字!もう見れないんだろうね・・・

尾花高夫、金石昭人、木戸克彦、小早川毅彦、吉村禎章、清原和博、桑田真澄、片岡篤史、
立浪和義、野村弘樹、橋本清、宮本慎也、入来祐作、坪井智哉、今岡誠、松井稼頭央、
大村三、福留孝介、上重聡 、前川勝彦、田中雅彦、今江敏晃、小斉祐輔、前田健太、
冨田康祐、緒方凌介など・・・

スッキリ!!の降板が決まった上重(NTVアナ)を除き、PL学園からは多くの球児が
プロ入りを果たし、上記の選手は名球会、若しくは、球界のタイトルホルダーばかり
ある意味、プロ野球界を大いに盛り上げてくれた名選手ばかりである



いかに名門とはいえ、これを存続するってーのは、大変なことなんだね
昔からの「しつけ」や「体罰」をすればすぐに叩かれるし、体育会系独特の上下関係も
公平・平等のもと、排除されつつある

早い話、幾多の修羅場を乗り切ることで精神的にも鍛えられ、競争のなかで技術を磨き、
そこで抜け出した一握りがプロ入りできる。批判を受けるかもしれないが、汗をかかない、
ユニフォームが汚れない・・・そんな練習じゃ甲子園にでれるわけがない!
多少の「しつけ」「体罰」がなけりゃチームは強くならない。これこそが愛のむち!!

ただし、多くのひとが憧れを抱き、少年たちが目標するのが野球選手
学生時代に暗唱させられた平家物語の「祇園精舎」、大人になって読み返すとその意味が
ずしりと心に響く・・・



以下は「現代訳」
祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはない
そういう響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を表している

思い上がって得意になっている人も、その栄華は長くは続かない
それはちょうど、春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も最終的には滅んでしまう
まったくもって風の前にさらされて散っていく塵と同じである・・・

ようは、勘違いしちゃいけないよ・・・・という戒めが込められている

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