どこを見渡しても新緑!気持ちが癒される。今朝も香椎の杜を散策してきた。、いつもコースで「報恩寺」から「香椎宮」を参拝。そして、いつものように報恩寺では番犬に吠えられながらのお参り。巷は大型連休とかで海外や行楽地へでかけているようだけど、香椎は絶好の洗濯日和。鯉のぼりではなく、洗濯物が風に吹かれてゆらゆら・・・
庭に植えたサクランボ、まもなく収穫の時期を迎える。しかし、オイラ以上にこれを楽しみにしてるヤツがいる!スズメとカラス。さっき、スズメが真っ赤に色付いたサクランボをひとつくわえて行きやがった!コラッ!!焼いて食うぞっ!
中華街の新名所「横濱媽祖廟」、媽祖(まそ)は、およそ千年前の北宋時代に実在した福建省・林氏の娘です。小さい時から才知に長け、10歳の頃には朝晩欠かさず念仏を唱え、16歳で神から教えと銅製の札を授けられたといわれています。神通力を駆使して、むしろを用いて海を渡り、雲に乗って島を巡回し、札の力で悪や災いを退け、病を治す彼女を人々は「通玄の霊女」と尊敬の意をこめて呼ぶようになりました。人から神となった媽祖は、航海を護る海の神様のみならず、自然災害や、疫病、戦争などから護る女神様として世界各地で信仰されています。 ~パンフレットより~
写真は、本殿内部の様子。中央にいるのが【媽祖様】、そして左右には、いかめしい風貌の二鬼神が立ちます。左が3つの目で行く先や周囲を監視し、あらゆる災害から媽祖様を守る役目の【千里眼】で、右が大きな耳であらゆる悪巧みを聞き分けて媽祖様に知らせる役目の【順風耳】。伝説では、悪さばかりして人々を困らせていた彼らを、媽祖様が改心させ守護を命じたと語り継がれている。
写真は、本殿内部の様子。中央にいるのが【媽祖様】、そして左右には、いかめしい風貌の二鬼神が立ちます。左が3つの目で行く先や周囲を監視し、あらゆる災害から媽祖様を守る役目の【千里眼】で、右が大きな耳であらゆる悪巧みを聞き分けて媽祖様に知らせる役目の【順風耳】。伝説では、悪さばかりして人々を困らせていた彼らを、媽祖様が改心させ守護を命じたと語り継がれている。
香椎宮の狛犬。と言っても、本物の狛犬は別にあり、これは誰かが寄進したものであろう。あまりにも八重桜との相性が良かったのでこの構図となった。さて、狛犬と沖縄のシーサー、DNAは共に同じ。なんと!エジプトのスフィンクス (Sphinx)である。「百獣の王」と称されるライオンは古来より紋章や文様に用いられている。古代エジプトでは人の顔、ライオンの体、鷲の翼を持つスフィンクスとして神格化された。これが中国や朝鮮半島を経由して日本(琉球)に伝わったとされている。シンガポールのマーライオン、これも原型はスフィンクスだそうだ。写真の狛犬、よく見ると背中に翼がある。その色といい、おそらく外国製であろう。
香椎宮の獅子楽、少なくても300年以上の歴史があるという。大正時代、時の皇太子(昭和天皇)も御覧に供したことがあるという。さて、その構成は、一獅の首尾に一人づつ、2人立ちの雌雄2頭の獅子を縦横に笛、大小鼓、手拍子に合わせて操る。演目内容は、デハ(序)、ナカノキリ(破)、キリ(急)の3段で、雌雄の出会いから、意識し合い、求愛までを演じているといい、なるほど!段階が進むにつれて動きが激しくなり、そのため、演目毎に獅子の操手が交代する。因みに、香椎宮の「獅子楽」は、福岡県の無形民俗文化財に指定されており、香椎宮以外で奉納されることない。一見の価値あり!次は秋の大祭だっ!!
これから「獅子楽」が始まる。普通なら「獅子舞」と呼ぶが、ここでは「獅子楽」という。なぜ?それは演目の構成が序、破、急から成り立っており、これは雅楽から所以している。因みに、「序」とは、一番ゆったりとしており、あまり制約がなく、序奏的なもの。「破」とは、ゆったりした流れだが、拍子が決められていて、終盤に向かうためのキッカケとなる。そして、「急」とは、その名の通り、テンポよく、所謂、情熱的な奏法である。さて、大方の人は雅楽と縁がなく、生演奏など聞いた経験がないものと思う。しかし、普段、何気なく使っている言葉、例えば、「打ち合わせ(うちあわせ)」、これは、管楽器同士で練習をした後、打楽器を交えて、最終的なリハーサルをしたこと。また、「上手い(うまい)」も、雅楽の右舞(うまい)から所以しているのである。因みに、昨年、宮内庁樂部の演奏会に招かれた。演奏会の場所は皇居、皇族方と同席である。しかし、のっぴきならない急用で欠席してしまったのである・・・
拝殿のなかでは巫女さんの装束に身を包んだご婦人方により、「踏歌」が奉納されている。オイラも「踏歌」を見るのは初めて!踊り手は、足で地面を踏みつけて調子(リズム)をとり、謡(合唱)と箏の演奏で優雅に舞うのである。一種独特の雰囲気がある。これも香椎宮が天皇家と密接な関係にあり、それだけに厳かな雰囲気をかもしだしているのであろう。特に、琴の響きがいい!香椎宮に祀られている仲哀天皇も琴の名手であったという。さて、「踏歌」が終わると「獅子頭」が神官の手から、境内で待機していた氏子へと引き渡された。
祭とは、神社や寺院を舞台として行われることが多く、その目的は、五穀豊穣や大漁、商売繁盛、疫病退散、無病息災 等を祈願して行われる。「まつり」という言葉は「祀る」の名詞形で、本来は神を祀ること、またはその儀式を指すものである。香椎宮では、春と秋の2回、氏子大祭が執り行われるらしい。オイラも博多弁でいう「のぼせ(祭り好き)」、これまで、26年連続!浅草「三社祭」で御輿を担ぎ、また、山笠では西流で山をかき、祭りと聞くと血が騒ぐ!どんな祭りなのか?その一部始終を見てみることにした。
日曜の朝、香椎宮への参拝が恒例となった。今朝もいつも通り、健康のため!?と意識しながら早足で参拝にでかけた。今日の香椎宮、いつもより参拝客が多く、また、菊のご紋のノボリも風にひらめいている。拝殿には雅楽を奏でる楽士、そして大勢の巫女さん。すると雅楽が始まり、権禰宜を先頭に、数名の神官が入場してきた。これから「春季大祭」が始まるという。慌ててマンションへデジカメを取りに帰ったの!