福島県三春町の隠れ家的カフェ「碧い月」
その店主の「また野球・・・あ~ぁ~~」というため息が聞こえてくる・・・
ということで、いつもの歳時記にお付き合い願いたい
さて、明日から24節気は「大雪(たいせつ)」
大雪とは、本格的に冬が到来するころである
山々には雪が降り積もり、平野にも雪が舞い降りる
きょうの芝浦運河、午前中まで昨日と同じで“小春日和”の穏やかな天候だった・・
しかし、昼過ぎから木枯らしが吹き荒れ、物凄い勢いで落ち葉が舞っている!!
外に設置された喫煙所で一服したが、それなりの勇気と根性が求められる
ちなみに、きょう、東京の最高気温は16度の予想。しかし、あしたは気温もあがらず、
最高気温も一桁とか・・明晩は横浜港でクルージングの予定が入っている
北風小僧が大暴れしなけりゃいいけど・・・
また、あしたから、72候も仲冬初侯の「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」
天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃
空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめている・・・
ちなみに、「塞ぐ」という言葉には、寒さから人々を守るという意味が込められている
三春の「碧い月」では、“薪ストーブ”の温もりが、来る人をもてなしてくれる
雪化粧を見ながら、ログハウスで味わう美味しい珈琲とスイーツ!
大自然のなかにある「碧い月」では、度々、店主の朗読会が開催される
先日も宮沢賢治の「注文の多い料理店」の朗読が行われ、大盛況だったそうだ
念のため付け加えておくが、碧い月は「注文の多い料理店」ではない
以下は、「注文の多い料理店」の序章である
氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風を食べ、
桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます・・・
またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、
いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、宝石いりのきものに、
かわっているのをたびたび見ました
わたくしは、そういうきれなたべものやきものがすきです・・賢治
こうしたライフスタイルは「碧い月」の店主そのものである(そう思うのはオイラだけ?)
だから、碧い月にいけば、「すきとおったほんとうのたべもの」がタベレル
けして、店主が客を襲うこともないし、白熊のような番犬の必要もない!!
どうか、安心して気軽に出かけてほしい