今日のランチは特別なものだった
この4月、仙台に転勤する後輩と送別を兼ね、奮発して関内で懐石を食してきた
2年前、彼は新卒で当社に入社してきたが、
もし震災がなければ・・彼は自宅がある仙台営業所で活躍しているはずだった
しかし、仙台営業所は津波で全滅、地元での採用ができなくなってしまった
それでも彼は当社への入社を強く希望し、急遽、横浜営業所で採用することに
地元で就職すれば親元から通勤、家賃も食費もタダのはず・・・
が、彼は横浜に出てくることを選択、アパートを借り、安月給から家賃を払い、
ずーっと!この日を待ち続けてきた・・・
そして、待ちに待った日がやってきた!
復興を遂げた仙台港で、ようやく彼を迎え入れる準備が整ったのだ
オイラをはじめ、スタッフ全員が彼の転勤を心から祝福している
しかし、本音は「横浜から手放したくない」と誰もが思っているはず
彼は、性格がいい!仕事ができる!真面目である!という単純なことではなく、
今どきの兄ちゃんたちにはない「根性」がある
食事をしながらこの2年間を労い、「横浜はどうだった?」と聞いてみた
すると、「アパートと会社とを往復するだけ。通勤途中に見る桜がきれいでした!」
「そうか・・・今日は仕事しなくていいから、これから花見でもすっか~~!」
食事を終え、彼を助手席に乗せ、「根岸森林公園」から「本牧神社」、「本牧通り」、
そして三溪園へと続く「桜道」、ワシン坂から山手へ入り、外国人墓地、山手公園、
カトリック山手教会、イタリヤ山庭園をドライブしてきた
「ありがとうございました!!いい思い出になりました!」
マリアさま、どうか若い彼をお守りください!お願いします!!