朝から「精神論」的な話を書き込んでしまったが、ここは現実に戻り、少しばかり
科学的なことを書いてみたい
オイラとしてはかなり珍しいことではあるけど、前から気になっていたので・・・
さて、この時期、暖冬が続くと必ずキーワードとしてでてくる「エルニーニョ現象」
フィリピン近海の海水温の上昇、つまり、地球温暖化の影響をうけ、暖冬をもたらす
そう思い込んでいる人が大勢を占める
確かに、国連の気候変動に関する調査をうけ、人間の活動による地球温暖化に警鐘を
鳴らしていることは承知のうえ。もちろん、大気中の二酸化炭素濃度は産業革命以降、
増え続けていることも理解している
ところが、温室効果を持つ二酸化炭素がこれだけ増加しているにもかかわらず、
地球に寒冷化の力が働き始めているという
タイトルの「ダルトン極小期」とは、1790年から1830年まで、太陽活動がもっとも
低かった期間をいう。その原因は特定されてはいなが、火山活動の上昇(活発化)により、
気温は低下する傾向がある。というのが有力であると云われている
また、多くの研究者が、現在の太陽活動は「ダルトン極小期以来の太陽活動の弱さ」といい、
つまり、調査が開始されて以降、190年のあいだで、最も弱い太陽活動期だという
そのため、温暖化も心配だけど、それ以上に、地球は寒冷化に向かっているのでは?と、
あまり知られていない話だけど、寒冷化も困った話である
昨日、テレビでは、米国東海岸でも記録的な大雪、さらには、暖かい台湾や香港でも雪!
この寒波で大勢の人が亡くなっている・・・そう報じていた
日本でもかなりの積雪になっており、以前の「暖冬傾向」が、すっかり影を潜めてしまった
このように、大多数の気候学者が温暖化は進んでいると考えているにも拘らず、
それどころか、今後地球は寒冷化が進むと予想する科学者も少なくない
その根拠は?なぜ地球は寒冷化に向かっているのか?それは太陽にある黒点の数だという
人類が太陽黒点の存在に本格的に気がついたのは17世紀、これまでの観測記録から、
1. 黒点の数は11年周期で増減している
2. 太陽黒点が沢山出ている時に太陽は活発に活動し、黒点が少なくなると不活発になる
ということが分かっている
太陽の活動は地球に大きな影響を及ぼしている。最大の影響は気候に対するもので、
太陽活動が弱くなると気候が寒冷化する
特に太陽活動が弱くなる時期、当然ながら気候が大きく寒冷化する・・今年のように!
1645年から1715年にかけての70年間は、著しく太陽の活動が低下したと云われている
この時期、地球全体で平均気温が0.2℃下がったという記録がある
たった0.2℃だが、地域的にはもっと大きな影響が出ている
ヨーロッパ・アルプスでは氷河が前進して村が飲み込まれたり、食料生産に大打撃を与え、
伝染病の流行をも引き起こす!この時期世界各地で飢饉が起き、
欧州ではペストの流行で多数の死者が出た・・・
過去にも数サイクルにわたって黒点数の低迷が続いた時期がある。1645~1715年ごろ、
そして、先に書いたが、1800年前後の約30年間(ダルトン極小期)だ
ともに寒冷気候となっている。現在(2016年)の黒点の減り方は、歴史上の寒冷期の
様子と凄く似ているので、太陽活動の低下が気にかかる・・・・という説だ
いまのところ、温室効果ガスの増加と太陽活動の低下とのせめぎ合い!ってーところ
だから冬と夏の寒暑の両極端が出現しているのかもしれない・・・
これから先、夏でもクールビズは売れず、ヒートテックが流行る可能性が十分にある
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