日立造船因島で作られた生き残りの最後の船です。(日本籍では、日新丸が最後かと思います)
厳密には違うのですが、一番最後に日立造船因島工場から離れた船でもあります。
純粋な日立造船因島として最後の船は日産の自動車運搬船「栃木丸」ではありますが、こちらはすでに廃船となっております。
撮影場所は家老渡フェリーの乗り場の波止が一番撮りやすいからこの画角しかありませんが。
もうちょっと頑張ってみて対岸から
ネタ的なことを言えば6気筒エンジンを二台連結して12気筒エンジン化しています。たしか12L35MCだったと思います。S35かもしれませんが失念
10年ぐらい前に積み替えのうわさを聞いたので、エンジンは生まれとは違うエンジンが載ってる可能性がありますが。
もうひとつ、生まれのエンジンのクランクシャフトを削ったのは今大和ミュージアムにあるあの旋盤だそうで。
神鋼製の舶用クランクであれば、全てではないにしろあの主砲を削った旋盤と少なからず関りがある模様。
2023.05.23午前に、母港になっている因島より最後の出港式が行われます。
(船籍としては東京が母港のはずですけどそのあたりの事情よくわかりません)
これから、あの特徴的な姿を見ることはもうなくなりますね。
もう一度因島へ戻るかは未定だそうですが。
おまけ
おまけなのにこっちのボリュームが大きくなってしまった。
上島町に上陸したついでなので撮影できない工場を撮影
補給艦のくにさきが入渠しています。
日立造船因島工場の弓削島側からみた全景と、くにさきと日新丸のツーショット。
内海造船で艤装中の貨物船
建造中の船
上島町消防本部所有の消防救急艇
片頭型の救急車が乗るフェリーです。
ゆうなぎとかみじま
ゆうなぎは角度的に奇麗に取れませんでした。
こちらはかみじま
家老渡(かろうと)フェリー汽船はちょっとユニークです
瀬戸内海でかつて見た芸予型ですが両頭乗船タイプの珍しい船です。芸予型はバックで乗船していましたが、こちら方向転換は不要です
上弓削側は、桟橋があり後方のスロープより乗船
因島の家老渡側は、昔よく見た護岸から乗船するタイプ
ここはフェリー側ランウェイが長いのと、護岸の傾斜が緩い(後年改修された気配あり)のでそうでもないですが、残っている護岸型の乗船スロープはかなりの角度があり、バックで乗船するのも往生する人がいたそうです。
緩いとはいえ、乗り降りする車はかなりバウンドしていました。
もう使用されてはいませんが、生名島の立石港北側と大久野島の南側(キャンプ場付近)にフェリー乗船スロープが残っています。
<参考URL>
共同船舶(株)より、新母船建造プロジェクト
https://www.kyodo-senpaku.co.jp/new-mothership.html
yahoo!ニュース個人記事より、世界唯一の母船式捕鯨「日新丸」 因島から最後の航海へ
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakakentaro/20230520-00350206
中国新聞社のyoutubeチャンネルより、捕鯨母船「日新丸」就役36年 5月23日に最後の航海へ(尾道市因島)
https://www.youtube.com/watch?v=0002qaMCCq0