吾輩の手持ちのウォークマンの修理をすることにしました。
10年位前に再生ボタンを押せど動かなくなってしまいメーカー修理も受付しなかったのでそのまま放置。
アマゾンでゴムベルトが売られ始めたのでどうせなら直そうと思った次第。
手持ち機種はWM-FX202、WM-EX921
FX202は通称もろこしウォークマン。EX921は最後のドルビー搭載機です。
確かにもう使わないから処分してもいいんだけど
まず普通に分解できるかどうかを確認。
もろこしは比較的簡単でした。上部と側面ねじ4本を外して、虫を脱皮させるみたいな感覚でボタン側から外していくとカバーは外れた
もろこしはプラが柔らかいので、ばらすのは楽だったが、経年劣化で折れそうな感触あり
ちなみに奥に写ってる921は修理後のテスト中。黒い箱は標準ではついていない乾電池ボックス(本体購入した当時に後年購入)です。
駆動部は基盤の裏にあるのでちょっと怖い。ヘッドのフレキとモーターのケーブルがあるのでここは外したほうがよさそう
EXのほうは、初めに電池室蓋を外してから、外装のねじ5本を外せば中身が見れました。
電池室ふたをつけたままだと外れません。画像はベルト掛けるときに取ったので電池蓋は外してます。
電池室側を浮かせてプラグ側へ押し出す感じですると外れます。
EX921は完全に朽ちててベルトが切れていました。
もろこしはかろうじて輪っかの形状でしたが、引っ張ると切れそうな感じです。
それぞれを計測すると
0.5㎜角のベルトでもろこし85㎜、EX11㎜のもの
計算してベルト径をだしてもろこしは内径50ミリ、EXは65ミリをチョイス
計算だともう少し大きいが、それでもテンション分を考えると小さめで良いですが、あまり小さすぎるのもよくないですので
とりあえず動けばいいので特にはといった感じ
ゴムはまとめで1000円のではなく、サイズをちゃんと図って近い業者のものを選択。
一本600円位したが、まとめ販売のほうがあまり精度がよくないとの書き込みがあったので高いほうにした。
そもそも太さの関係上、高いほうしか選択肢がなかった。
ゴム掛け後
EX921はおそらくこうだろうという掛け方
充電ドック端子が邪魔だったけどはんだを外すほうがめんどかったので、少し浮かしてベルトを突っ込んだ
こんな細いベルトでオートリバースとかかなり複雑だと思う。
もろこしは一個だけなのでそれで掛けた
L字型のプラプレートをきれいに填めないと走行不良起こすので注意です。
もろこしのほうが何気に難しかった
左は旧ベルトで右は新ベルト。こっちは0.7㎜角でよかったのかもしれん。
まあ動いて当たり前ですが10年ぶり位に作動
懐かしい音に耳を傾けた後はまた死蔵してまたベルトを溶かすのでしょう