熱帯果樹写真館ブログ

 熱帯果樹に関するトピックスをお届けします。

東村から露地パインのゆうパック出荷が始まりました

2006年08月14日 | パインアップル
 沖縄県の熱帯果樹で8月中旬からのお楽しみと云えば、やんばる産露地パインです。
 この時期のパインアップル(品種:N67-10)は、味(甘味、酸味)、果汁量、香りと申し分なく美味しくなっています。



 やんばる産露地パインを農家自身がゆうパックで販売している団体があります。
 それが「東村パイン生産出荷組合」です。

 同組合では、8月10日に露地パインの初出荷式が行われた模様です(沖縄タイムス;2006年8月11日)。

 この組合が出荷するパインアップルの特徴は、出荷のその日に収穫し箱詰めするため「畑でぎりぎりまで熟させた甘さが特徴」とのことで、追熟しないパインアップルの販売方法としては理想的です。
 注文して届いた果実はすぐに食べることをお奨めします。

 また、今年のパインアップルの出来は「今年は強い日差しと降雨のバランスがよく味、香り、大きさともに去年よりはるかにいい出来栄え」と同組合の田中伸介組合長も自信をもって推奨しています。

 そんな露地パインのゆうパックは、3玉(4.5kg)/箱が郵送料・税込みで県内2,300円、県外2,700円とのこと。
 出荷期間は9月下旬までですが、関心をもたれた方は早めの注文をお奨めします。

○お問い合わせ先
 東村パイン生産出荷組合
 TEL.0980-43-2727

○参考資料
 ・沖縄タイムス;2006年8月11日夕刊
 ・琉球新報;2006年8月14日朝刊
 ・「沖縄の果樹パインアップル」.JA沖縄経済連.


熱帯ドリームセンターで「バナナの日」特別試食会

2006年08月07日 | イベント
 8月7日は、日本バナナ輸入組合が制定した「バナナの日」です。

 ということで、7月15日から海洋博覧会記念講演の植物園「熱帯ドリームセンター」で開催されています「熱帯果実展」では、「バナナの日」にちなんで本日限りのイベントとして「バナナ料理」が試食できました。


図1:試食ができたバナナメニュー


 試食ができましたバナナメニュー(図1)を紹介しますと、

・調理用バナナ
 以下のメニューの材料となった青く固いバナナ。生果の試食はありませんでした(当然ですね)。
 
・蒸しバナナ
 画面中央の上部、白い長皿にのっています。蒸かしたジャガイモの様でした。甘味なし。モチモチ感なし。主食としては、これで良いのでしょうか?

・揚げバナナ
 画面右端でバナナ葉に串付きウインナーの様に写っています。薄くスライスされたものがアルミ箔にも包まれています。何ていうか、揚げているのに喉の滑りが悪いです。1本分は食べきれないかも。

・バナナチップス
 アルミ箔に包まれています。薄切りした調理用バナナの果肉を油で揚げ、塩をふったもの。ポテトチップスにそっくりです。でも小さい・・・。

・バナナ入りサーターアンダギー
 画面左上の籠に入っています。サーターアンダギーとは、沖縄風ドーナツのことです。この一品に限り、バナナは調理用バナナではなく、生食用(果物用)バナナが用いられており、バナナの風味とモチモチ感があり、とても美味しかったです。

 今回、私は初めて調理用バナナを食べました。
 文献には「芋に似る」と書いたものが多いのですが、まさに芋です。
 しかも、私は甘藷(サツマイモ)の様に甘く、ねっとりしたものを想像していたのですが、むしろジャガイモに近かったことが衝撃的でした。

 また、今回試食として提供された品々は、非常に簡素な調理方法がとられていて素材本来の風味が味わえたことが貴重な体験だと思いました。
 食材としてはジャガイモに近いわけですから、他の食材や調味料と合わせれば美味しい料理になると思います。

 貴重な体験ができました。
 ありがとう!熱帯ドリームセンター。

※バナナ料理以外にも生ドリアンの試食もありました。「熱帯果実展」は、お得感たっぷりのイベントです!

○参考サイト
 ・「丸果石川中央青果株式会社
 ・「熱帯ドリームセンター