2012年9月12日に「「紫グアバ」をもらいました」という記事を書きましたが、9月14日に再び「紫グアバ」をもらいました。
2回目は樹上でまだ硬いけれども十分に肥大している果実を2果もらいました。
何故、硬い果実をもらったのか?
それは「紫グアバ」が追熟するか否か確認したかったからです。
果実収穫から3日後に果実表面が柔らかくなりました。
しかし、触り心地はゴムの様な妙な弾力でした。
これ以上保管すると果実品質が低下しそうだったので、前回同様の果実データを測定しました(写真2)。
写真2.硬い状態からやや柔らかくなった「紫グアバ」断面
○果実A
収穫日:2012年9月14日
試食日:2012年9月17日
果実重:79.7g
果実サイズ(縦径×横径×横径):59.1mm×51.8mm×49.4mm
果肉厚:上部;19.6mm、横部;7.2mm
Brix:8.7
○果実B
収穫日:2012年9月14日
試食日:2012年9月17日
果実重:59.2g
果実サイズ(縦径×横径×横径):47.8mm×46.5mm×47.3mm
果肉厚:上部;9.1mm、横部;7.2mm
Brix:11.8
どちらの果実のBrix値も前回の樹上で柔らかくなった果実と同等の値を示しています。
しかし、実際に食べた感覚では甘味はなく、ぼそぼそしていて、正直果物として価値を見出せませんでした。
このことから、「紫グアバ」は上手く追熟しない系統と考えられます。
また、果実品質をBrixで表現する場合は、事前にBrixと甘味に十分な相関があるか否かを調査する必要があると思いました。
やはり「紫グアバ」は観賞用の系統かもしれません・・。