Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

北海道の友人

2008年08月05日 | Blog徒然草
昨日は、北海道の友人にほぼ半年ぶりに会った。
友人というが、入試前に上京し少し政治経済を教えた元教え子なのだが、北海道で浪人して、少しの間、東京の予備校の夏期講習に来ていた。
彼の第一志望は早稲田なので、会っていろいろアドバイスをして欲しいというので、今年早稲田の政経に受かった教え子に一緒に来てもらって、三人で小一時間話をした。この早稲田の後輩も受験時代にものすごく辛い思いを味わって合格した。
やはり浪人は本当につらい。僕は大学受験の浪人はしたことがないが、司法試験の浪人みたいなことを長いことやってきたので、出口の見えない長いトンネルに入ったような気持ちや、自尊心をズタズタにされる感覚、また、ベートーベンのフィデリオの中の囚人たちのような惨めな気持ちはよーく解る。
でも耐えて前に進むしかない。何の保証もなくても。
頑張って自分の目標が達成できた人は、やはり普通の人とは違ったオーラを持っている。昨日わざわざ来てくれた早稲田の後輩もそうだ。人生の早い時期に、この、浪人という先の見えない不安と闘って勝った人を僕は真に尊敬する。本当に立派だ。その辺の強がってるつまらんチンピラどもには彼の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。
北海道の友人には、是非とも頑張って、来年僕の後輩になって欲しいと思った。僕にできることがあれば、何でもしてあげたいという気持ちだ。
同時に、自分自身が抱えている中途半端なこの状態にも早くけりをつけなければ、と思った。
コメント
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