蟹工船・党生活者 (新潮文庫)小林 多喜二新潮社このアイテムの詳細を見る |
田舎の親父の書架に「ほるぷ」(?)の復刻版シリーズが並んでいました。
中学生のときに、いくつか手にとって読みましたが、「蟹工船」はかなりインパクトがありました。極北の海で蟹をとる労働者たちと現場監督のいわば階級闘争の話で、子供にも良くわかる展開だったからかもしれません。
今、「蟹工船」がブームだそうです。
格差社会を反映して、若者たちに多く読まれているようです。
さらに、共産党もブームだそうです。もしこのまま、もてる者ともたざる者の格差が大きくなっていけば、共産主義革命がこの日本でも起こるでしょうか?
そうなれば、中国や北朝鮮と「同志」とか呼び合うのでしょうか?
ちなみに、小林多喜二は、治安維持法違反で築地警察に捕まり、拷問で殺されました。治安維持法違反で死刑になった人はいませんが、拷問で殺された人は多かったそうです。