Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

2月17日(日)のつぶやき

2013年02月18日 | Blog徒然草

あれ?おんな酒場放浪記にスノードン先生登場?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「カルメン」観てきました

2013年02月18日 | MUSIC&ART


カルメンはそもそもスペインが舞台ですが、今回はスペイン統治下のフィリピン・マニラ

が舞台でした。

スペインの傭兵としてマニラで雇われた混血の現地人ドン・ホセと

どこからともなく流れてきたジプシーの女カルメン、

スペインからやってきた闘牛士のエスカミーリョ、という設定。

それから、盗賊団はいなくてそのかわり、スペイン統治に反逆するレジスタンスが

からんでくる設定でした。カルメンは、崇高な理想のためにレジスタンスに加担して

いるのではなくて、金をくれるから、ぐらいの動機で一味になっているような感じ。


面白かったのは、原典版では全編フランス語なんですが、今回は、なんと

日本語とフランス語のミックス。設定に合わせてところどころ歌詞は替えてありました。

また、ギリシャ悲劇のような半円型の配置の合唱団(コロス)とモダンバレーの

ダンサー達が劇の進行役を引き受けていました。

歌手陣は力があり上手でした。エスカミーリョはいいとしても、相撲取りのような

ドン・ホセでした(声はとっても良かったんですが)。カルメンは、きれいな人で

イタリア人でしたが歌もフランス語のセリフも上手でした。

オケはアンサンブル金沢で、少数精鋭でしたが音も大きくクリアで素晴らしかったです。

演出としてバンダやカスタネットをオケの外で使うなど、音楽的演出が楽しかったです。

いわゆるグランド・オペラではなかったのですが、現代的な演出や挑戦が随所に見られ、

とても見ごたえがありました。コストパフォーマンスの良い公演でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする